君ノ声

2004年6月13日 中村 一義
中村一義 CD 東芝EMI 2000/11/08 ¥1,050

ジャケット真っ青なんですねw忘れてた。画像を出した意味ないなぁ。ま、いいか。
誰にでも思い出というものは良い悪いを区別せずにあるものでしょうが、その思い出に何らかのアイテムが付属することは珍しくないと思います。小説だったり、学校だったり、食べ物だったり、そして音楽だったり。
この曲は私が無職時代にリリースされ、その時期に聞かなかった日は無かったと言っても大袈裟ではないくらいです。
まぁ大多数の人たちが当てはまるように、思い出に音楽が付属する場合、恋愛でのことだったりします。この曲の中で歌われているキーポイントは「眼」と「声」です。曲の冒頭が「君の眼に映る僕を、君は知れない。」という歌詞で、曲のタイトルが「君ノ声」。私が出会った子は、眼が大きく、声がよく通る子でした。話をすれば意気投合し、何時間でも話をすることができる。話をしなくても、お互い見つめあってただ時がすぎるのを楽しむこともできた。
思い出は時として美化される傾向が強いのですが、この子との思い出に関しては、そのほとんどをはっきりと思い出せます。あいまいな部分はないと言ってもいいくらいです。
もちろん、その思い出だけでこの曲を押すわけではないです。この曲は、個性的な中村一義の曲の中でも、比較的万人にも受けがいいのでは?と思うような曲です。実際はそれほど売れませんでしたが。一時期、日産の「マーチ」のCMにも使われていました。このCM、実は本人も出演していました。「俺、4500円。」なんてセリフを言ってるやつ。中村一義を知らなくても、このCMを見たことがある人は多いんじゃないかな。
話がそれました。
綺麗でわかりやすい歌詞、耳にすーっと自然に入ってくるリズム、そして中村一義のやや高めの切ない声。世の中のバラードと比べても何の遜色もありません。
天才の天才である所以でしょうか。

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