本当に独り言

2004年11月17日 独り言
何かに対してコンプレックスを持っていない人間は存在しないと思う。絶対にそう思う。
俺は話すことが好きだ。それは普通の会話であったり、友人を笑わすためのネタであったり、助けるためであったり。本当によく喋る。自分でもそう思う。
話も長いが、声が大きいことも指摘される。いろいろな人に「声が大きくて元気だね」と言われてきた。今だったらそうも思える。俺はどんなときでも元気な「ふり」ができる。特技かもしれない。
声が大きい理由。
俺の右耳は全く「聞こえない」らしい。らしいというのは、結局正常な状態、両耳が聞こえる状態がわからないからだ。聞き取りにくかったり、聞こえなかったりすることが日常生活の中で、本当に多い。だからつい自然と声も大きくなる。
今はいい。もうそんなことは気にもならなくなったから。
ただ、10代の頃はつらかった。耳が原因でいじめられたりもした。友人を何度も怒らせた。当時付き合っていた彼女と大喧嘩になった。仕事にかなり支障があった。

コンプレックスに感じていることは、ものすごく根が深いのだろう。ちょっとのことでは解決もできないのだろう。
原因がわかってもどうすることも出来ないことだってあるだろう。

俺を救ってくれたのは一人の友人だった。そいつは常に俺の左側にいるように振る舞い、いやな思いをしないように自然に左側に移動していた。それに気付いたのはずいぶん後だけど。

俺の右耳はもう治療できないらしい。原因も解明できないらしい。
だけど、この耳のおかげで、僕以外の人を外見から、見ること聞くことだけで判断することはしなくなった。少しむっとすることがあっても、嫌な思いをしても、我慢できるようになった。
それは、多くの友人が俺にしてくれたことだからだ。

今が辛くても、今が大変でも、腐らずに、前を向いて、自分の将来を考え、真直ぐに生きて欲しい。
引け目を感じる必要なんて、全くないはすだよ。
見た目なんてきにしなくてもいい。必要であれば人に頼ってもいいじゃないか。頼れる人間がいて、その人が協力してくれることは、とっても幸せなことじゃないか。
それは、人間として認めてくれているからなんだよ。

がんばれ。
辛くなったら、我慢できなくなったら、どうしようもなくなったら、俺を頼りな。

できるよ、きっと。

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