そうは言っても、だ。
人間うまくはいかないもので。

誰にだって忘れたい過去がある、はず。
もちろん俺にもある。

誰にだって覚えておきたい記憶がある。
もちろんこれもある。

じゃぁ覚えておきたい記憶だけど、忘れたい過去ってあるのかな?

俺にはあるんだな。

矛盾してる書き方だけど、実際そう思ってるんだからしょうがないよね。

忘れたい過去ってだいたいがつらかったり、しんどかったことだよね。それは人によって勉強だったり、健康だったり、怪我だったり、恋愛だったり。
やっかいなのは恋愛だと思うんだ。
痛い記憶なんだから失ってしまいたいのに、淡い想いとかがあるから簡単に忘れたくない。いつもひどい仕打ちを受けていたのに、ある一瞬の楽しかった記憶があるから忘れたくない。

俺はどっちなんだろう?

自分では痛い記憶だったと思っていた。
相手だってそう思ってるかもしれない。

きっと、些細なことだと思うんだ。

すれ違いや思い違い。
人の心の中までは絶対にわかる術はない。

で、あるならば。

過去を清算するのではなく、受け入れる度量の広さを持つしかないと思うんだ。
俺が感じた痛みはいい思い出に昇華している。
本当に今思えば綺麗な楽しかった記憶だ。

だから。

今の自分を責めないでほしい。
過去にとった行動を否定しないでほしい。
そのときは自分で正しいとおもったはずだから。
迷いながらも決断したはずだから。

あなたを責めることは誰にもできないんだ。
もちろん、自分で自分を責めちゃだめだ。

自分に自信を持って。
たとえまだ迷いがあったとしても、自分を否定だけはしないように。

自分は世界に一人しかいないんだ。

そんなあなたを見ている人はきっといる。
絶対にいる。

自分は一人なんて思わないで、信じている人を頼ってみる。

頼られたら嬉しいじゃないか。

それが俺にとってとても大事な人であれば。

こんなに嬉しいことはないんだ。

あなたを取り巻く大勢の一人でもいい。

たまには俺という存在を思い出して、思いを吐き出してみようよ。


そのくらいの懐の深さを持ってると思うからさ。

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