流転の王妃の昭和史 (新朝文庫)
2013年3月22日 読書
2013年3月22日 読了。
子供が読む本ってのは、絵本から始まって児童書や伝記、日本文学ってところでしょうか。俺は伝記ってのはあまり読まなかったんだ。他人の人生を読んだところでその人になれるわけではない、そんな考えだったのかな。
本書は伝記ではないです。本人が激動の人生を振り返った回想記のような感じですかね。淡々とした文章であるからこそ、心情が痛いほど伝わってくる内容だったのが、強い印象となって残っています。
作者は「ラストエンペラー」愛新覚羅溥儀の弟である溥傑と結婚した浩(ひろ)さん。日本の家族の末裔であり、不自由ない幼少時代をすごした女性。
溥儀のことは映画や小説で知っている方も多いと思いますが、弟夫婦にここまで壮絶な人生が襲いかかっていたことは、知りませんでした。
淡々と、他人事のように書かれる文章の中に、時折激しい心の内面が吐露される。そんな文章が続き、読むことを中断できずに、読み終わりました。
貴重な血筋を持つ人との結婚。それがどんなにか重い事であり、我々には想像もできない苦悩をはらんでいたのか。一方では我々が恋愛を通して愛し合う伴侶を越えるような、心の奥底でつながる愛情。
語られる人生は悲しく、重く、決して俺のような人から見れば幸せではないと感じてしまうが、本人達にしか知りえない世界というものがあるのでしょう。読後の気持ちは、人生だったり、これからの世界だったり。自分の将来に対して、色々と考えさせられたものでした。
こんな日本人がいたんだ。
こんなに一途に人を想うことができる人がいるんだ。
人と人がつながるってことは、一緒にいるだけが全てじゃないのかもしれない。
読むべきだと思う。
読んだほうがいい本だと思う。
俺は古本屋で購入したけど、新刊書店で手に入るのであれば、是非読んで欲しい。人を信じる、想う気持ちがどれほどの苦難に立ち向かう原動力となるか。
読んで知ってほしい。
感動で涙がこぼれだす、素敵な時間をいただきました。
子供が読む本ってのは、絵本から始まって児童書や伝記、日本文学ってところでしょうか。俺は伝記ってのはあまり読まなかったんだ。他人の人生を読んだところでその人になれるわけではない、そんな考えだったのかな。
本書は伝記ではないです。本人が激動の人生を振り返った回想記のような感じですかね。淡々とした文章であるからこそ、心情が痛いほど伝わってくる内容だったのが、強い印象となって残っています。
作者は「ラストエンペラー」愛新覚羅溥儀の弟である溥傑と結婚した浩(ひろ)さん。日本の家族の末裔であり、不自由ない幼少時代をすごした女性。
溥儀のことは映画や小説で知っている方も多いと思いますが、弟夫婦にここまで壮絶な人生が襲いかかっていたことは、知りませんでした。
淡々と、他人事のように書かれる文章の中に、時折激しい心の内面が吐露される。そんな文章が続き、読むことを中断できずに、読み終わりました。
貴重な血筋を持つ人との結婚。それがどんなにか重い事であり、我々には想像もできない苦悩をはらんでいたのか。一方では我々が恋愛を通して愛し合う伴侶を越えるような、心の奥底でつながる愛情。
語られる人生は悲しく、重く、決して俺のような人から見れば幸せではないと感じてしまうが、本人達にしか知りえない世界というものがあるのでしょう。読後の気持ちは、人生だったり、これからの世界だったり。自分の将来に対して、色々と考えさせられたものでした。
こんな日本人がいたんだ。
こんなに一途に人を想うことができる人がいるんだ。
人と人がつながるってことは、一緒にいるだけが全てじゃないのかもしれない。
読むべきだと思う。
読んだほうがいい本だと思う。
俺は古本屋で購入したけど、新刊書店で手に入るのであれば、是非読んで欲しい。人を信じる、想う気持ちがどれほどの苦難に立ち向かう原動力となるか。
読んで知ってほしい。
感動で涙がこぼれだす、素敵な時間をいただきました。
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