2013年4月5日 読了。

何回読んだかわかんないけど、何回読んでも面白い。
京極夏彦さんが世に出た小説で、しかも最高級に面白いってすごいよね。

小説って、いかに読者を自分が用意したフィールドに引きずり込んで、その世界に閉じ込めちゃうか、ってのが勝負だと思うのさ。
京極さんはこれがすごくうまい。
止め時がわからない小説ってのはよくあるけど、これだけ分厚い内容でそれをやってのけるってのは、すごいことだと思うんだよね。あとちょっと、あとちょっと、ってのが延々と続いていく。
寝れないんですよ。
しょうがないから、どっかで読むのを止めるんだけど、次の日にはまた同じことをしてる自分がいる。

すごいよなぁ。

もっと多くの人に読まれてもおかしくないと思うんだけど、一般的な知名度は他の作家さんよりも低いような気がする。表紙から怪しい感じがするから、手に取りにくいのかな、

この小説は、特にシリーズとは銘打ってませんが、シリーズ化して続いています。主役、というか中心人物が決まってでてくるシリーズだね。
内容を書くのは長すぎて無理なんだけど、小説を読んで、衝撃を受けて、放心状態になってしまったのは、この作品ぐらいです。
買って読んでほしい。
新刊書店でも、古書店でも、どっちでもいいから、一回読んでほしい。
絶対全部のシリーズを買うと思うから。

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