ジュニア新書だからってバカにしちゃいかんね。

椎名誠さんのジュニア向けの本書ですが、内容は別に子供に向けて書いたってわけではないです。椎名さんがこれまでに行った冒険の数々を、軽快なタッチで書き上げた本書は、たしかに他の著作とは異なり、若干文章が丁寧だったりしますは、椎名節は健在です。

今の子供には考えられないような破天荒な生き方は、我々のような30代から40代の大人でも憧れる何かを感じさせ、何かしなくちゃ、どこかに飛び出さなくちゃ、そういった気分にさせてくれます。
思うことの強さ、実行することの責任、椎名さんの文章は面白おかしく書いてますが、守るべきことはしっかり守って自分の、悪く言えば我侭とも取られるくらいの実行力を発揮してます。羨ましいの一言ですね。
夢を叶えるってことや、やりたいことをやるってのは、簡単なようで実はものすごく大変なこと。椎名さんは簡単に書いてますが、普段から意識して行動してなければ絶対に夢なんて叶わないし、自分から掴み取る気持ちがなければチャンスだって訪れないもんね。

冒険かぁ。
俺は基本的にインドアの人だから、「どこかに行く」ってことがすごい苦手。興味はあるけど、いざ実行ってことまではいきつかないんだよね。
だから本を読むのかな。
本を読むことでその人が体験したことを、間接的に感じたいのかもしれない。
映画やドラマは見ない人なんだよね。作られた話ってわかってるから、見てもあまり感じることが無いんだ。じゃぁ本もそうじゃん?ってよく言われるけど、本は文章から、その場面を創造して、考えていくので、作られた映像って感じがしないんだよね。

最近仕事が忙しかったり、ゲームしたりして本を読む時間が少し減ってきてるけど、読めばやっぱり面白い。

俺の冒険ってのは、今の安定した生活を捨てて、自分が好きな本に関わることで生計を立てて、毎日を生きていくことなのかもしれないなぁ。
安定を捨てるってのは大冒険だけど、やりたいことをやるにはそれしかないから、いつか決断する日が来るかもしれない。

そんな度胸があるかどうか、自分でもわかんないけどさw

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