ブックマーケット 福島北店にて

1.濹東綺譚(古本) 永井荷風
  岩波書店(文庫) 2011年4月15日第74刷発行 50円

2.新橋烏森口青春篇(古本) 椎名誠
  新潮社(文庫) 平成3年5月25日発行 50円

BOOK-OFF 森合店にて

3.ICO(古本) 宮部みゆき
  講談社(新書) 2008年6月19日第1刷発行 105円

4.黒船屋の女(古本) 栗本薫
  文藝春秋(文庫) 1985年11月25日第1刷 105円

5.八十日間世界一周(古本) ジュール・ヴェルヌ
  東京創元社(文庫) 1991年11月15日9版 105円

6.夏への扉(古本) ロバート・A・ハインライン
  早川書房(文庫) 1996年5月31日42刷 105円

7.大密室(古本)
  新潮社(文庫) 平成14年2月20日2刷 105円

8.世界短編傑作集1(古本) 江戸川乱歩編
  東京創元社(文庫) 1971年8月13日32版 105円

9.黄金仮面(古本) 江戸川乱歩
  角川書店(文庫) 昭和49年7月10日3版発行 105円

10.ポールとヴィルジニー(古本) サン・ピエール
  旺文社(文庫) 昭和47年10月15日発行 105円

11.赤い花・信号(古本) ガルシン
  旺文社(文庫) 昭和47年10月15日発行 105円

BOOK-OFF 福島駅前通り店にて

12.スパイのためのハンドブック(古本) ウォルフガング・ロッツ
  早川書房(文庫) 昭和57年3月31日発行 105円

13.世界の宗教(古本) 村上重良
  岩波書店(新書) 1980年3月21日第1刷発行 105円

14.よみがえる緑のシルクロード(古本) 佐藤洋一郎
  岩波書店(新書) 2006年5月19日第1刷発行 105円


1は私にしては珍しい1冊。永井荷風という作者は聞いたことがあったにせよ、読もうと考えたことはありません。食わず嫌い、といったところでしょうか。これは日本の文学全般に言えることで、学校で押し付けられるように読まされる名著に関して、アレルギーのような感情を抱いていたのかもしれません。
なので、この本を読むこと=読書のリハビリって感じです。

2は椎名誠さん。椎名さんの若い頃をベースにした自伝的青春小説だそうです。色々な椎名さんの本を読んでいると、若い頃は破天荒だったんだろうなぁと勝手に思っているのですが、もしかしたら当時の日本という国ではさほど珍しいことではないのかもしれませんね。

3は宮部さんの本。今まで買ってきた本とは少し趣が異なるSFっぽい話みたいですね。本格的なミステリーや時代小説を書く宮部さんがこんな本を書いてるとは思ってなかったです。多才な方です・・・

4は栗本さん。表紙だけ見ると時代小説のように感じますが、推理小説です。
栗本さんに関しては、本当に亡くなるのが早すぎたと思っています。グインサーガだけではなく、ミステリーに関しても良質の作品が多く、もっともっと読みたかったですね。

5は・・・なんか前にも買ったような気がするぞ・・・
世界一周って、まぁ期限は考えないにしても、現代だって簡単なことではないと思うんだなぁ。当時は情報の不足と技術の未成熟、現代は情報も技術も申し分ないけどお金がかかる、そんな違いはあるかもだけどね。
冒険っていう言葉は誰もが一度は憧れるし、経験をしていると思うんです。冒険の規模が大きいか小さいかの違いはあるかもしれないけど、そのときに感じたワクワク感やドキドキ感は、否定できない冒険の証だったと思うんだ。
年齢を重ねると、それすら体験できなくなるけどね。

6はSF本ですね。ちょっと調べると、この作品の評価は高いのですね。というか、この作者の評価がすごく高い。それを知らない私・・・恥ずかしい。
綺麗なタイトルですよね。すごく読みたい衝動に突き動かされて購入しました。

7は、有栖川有栖、恩田陸、北森鴻、倉知淳、西澤保彦、貫井徳郎、法月綸太郎、山口雅也という8人による「密室」を題材としたアンソロジーです。
これ、めっさお得に感じませんか?作家は一流の方ばかりで、作品も読みやすい長さ。こんな本から色々な作者に興味が出てくるんですよね。

8は1巻のようですが、初めてみました。何巻まであるのかなぁ。
短編って読みやすいし、しっかり考えられて作られてる話が多いから、結構好きですね。長い話をきっちり纏め上げて、なおかつ飽きさせないというのは作者の力量が試されるような気がしますが、短い話というのも同じように難しいと思います。限られた文字数の中で伝えるというのは、相当言葉を選ぶでしょうし、描写や心理の表現にも無駄がない。洗練された作品というイメージですね。

9は江戸川乱歩の代表作の1つでしょうね。惜しいのは、カバーが一部敗れているところですか。。。まぁ古い本なのでしょうがないです。
カバーの絵も魅力的な感じなので、非常に残念ではありますが、読むには全く問題ない状態です。ありがたい。

10と11は久々に見た旺文社の文庫ですね。正直な話、この2つの作品については何もわかりませんし、作者についてもわかりません。
この旺文社の特装版文庫については、東西和洋を問わずに良質な作品のみが選ばれていると思っているので、見つけたら買っています。

12はスパイになるためのハウツー本という、わけのわからないスタンスで作られた本です。どこまで本気で書いたのでしょうね。
読み物としてはおもしろそうです。

13はジュニア新書ですね。代表的な宗教についてわかりやすく説明をしています。宗教ってのは、おおまかに知っていても、詳細については知らないことが多いですよね。別に詳しく知らなくても生きていけますが、宗教という概念にどっぷりと浸かる方がいるのが昔から不思議だったので、一度くらい読んでみてもいいのかなって思います。
それでも、宗教を信じている人の心までは理解できないと思いますが。

14もジュニア新書ですね。これはタイトルに惹かれて購入しました。私が知っているシルクロードというのは、おそらく絶望的に砂で埋め尽くされた地域という考えがあったからです。
環境史学と書かれているので、おそらく過去に起こったことを分析して、これからの緑地化に生かそうという話だと思うのですが、どうでしょうか。

はい、今日も14冊ですね。
段々と部屋の地面が見えるようになってきました。その代償として、本の収納袋が積みあがってきましたがw
もうちょっとだなー。もうちょっとで片付くんだけど、片付いたらまた買ってくるんだろうなw
そうそう、私はよくBOOK-OFFで本を買うんですけど、値札のシールだけはなんとかならないものか。せっかくの本のカバーに値札シールを貼っているので、ちょっと気になるんですよね。剥がすと敗れたりするときがあるし。
チェーン店の手間を考えると、そんなことたーしらねーよ!って感じだと思うのですが、本という文化を大事にしたいので、なんとかうまい方法はないものでしょうか?ポストイットみたいな、すぐに剥がれるシールだといいんだけどなぁ。

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