プロレスって、今は一般的にはどのような評価を受けているのでしょう?
私が子供だった頃は、大人も子供も夢中になれるスポーツである反面、八百長であると発言する人も少なくなかったように感じます。
自分の中で二度目のプロレスブームだった大学生のときは、だいぶ真剣勝負ということが曖昧になりつつも、プロレスから分派した「U系」と呼ばれる団体や、異なる団体同士の対抗戦のおかげか、幻想はまだ守られていた部分もあったかもしれません。
で、現在はというと、様々なメディア、特にプロレスにかかわった方が書いた暴露本のようなものが出回ったせいで、「プロレス=結末の用意されたショー」という評価が定着しているように感じます。
この本では、プロレス団体である新日本プロレスから派生した「UWF」という団体について書かれています。このUWFという団体は、それまでのプロレスでは使われなかった打撃や関節技を中心に組み立てる試合内容だったこともあり、当時大いに受け入れられたようです。私は中学生になる前だったので、テレビ中継の無いUWFの試合をリアルタイムで見ることはできなかったのですが、今残されている映像を見れば、たしかに当時のプロレスとは異なるスタイルであったように感じます。
プロレスというスポーツがあらゆる格闘技の中で最強であるという認識は、アントニオ猪木と団体によって作られたイメージだったと思います。私もそう思っていた時期がありました。
ただ、やはり違和感を感じることは多々ありました。
その違和感とは「勝敗」に関してが中心でした。
勝敗予想が当たるのです。これが競馬のようにお金をかけることができたとすれば、パーフェクト予想も可能では?と感じさせるくらいに勝敗予想は当たりました。
プロレスにどっぷり浸かっていた大学時代は、フィニッシュホールドまで予想できたくらいです。
そのあたりで違和感が一つの疑問となります。
プロレスって、やっぱり勝敗は最初から決められていて、フィニッシュまで詳細に決められているのではないだろうか?
この疑問は度々襲ってくるのですが、その都度頑なに否定をしようと試みます。
そんな中でUWFという打撃と極め技を主体に行う団体は、様々な形に姿を変え、団体を分裂させていくのですが、どの団体も真剣勝負を行っていると感じさせるものでした。
少なくとも当時はそう思っていました。
さて、この本ですが、自分のなかでもやもやしていたことが、ようやくすっきりできたような気がする内容でした。まぁ、他に出ていた暴露本のようなものでも、もっと早くこの気持ちに到達できたかもしれないけど、最後まで信じたかった「UWF」についてここまで詳細に、しかも関係者の言葉で語られれば、そりゃ気持ちに整理もつくってもんです。
まぁ、それでもね、プロレスは今でも大好きなのですよ。
本当の試合のように見せる技術と、レスラーの鍛えた体ってのは、やはり説得力があり、これはショーである、と言われてもがっちり楽しめると思います。
UWFっていう団体がプロレスや格闘技に大きな影響を与えたのは間違いないことだし、日本におけるリアルファイトの流れが、その根っこを探ればプロレスに戻ることは誰もが異論はないと思います。
当時、プロレスはショーであるとレスラーは知っていたのでしょうが、そこからプロレスは最強の格闘技であることを証明するためにリアルファイトの中に入っていったその勇気は、本物だと思うのです。
どんな相手にも引くことをしなかったプロレスラーは、プロレスは最強にできなかったけど、プロレスラーの心は称賛されるべきものだったと思いますね。
私が子供だった頃は、大人も子供も夢中になれるスポーツである反面、八百長であると発言する人も少なくなかったように感じます。
自分の中で二度目のプロレスブームだった大学生のときは、だいぶ真剣勝負ということが曖昧になりつつも、プロレスから分派した「U系」と呼ばれる団体や、異なる団体同士の対抗戦のおかげか、幻想はまだ守られていた部分もあったかもしれません。
で、現在はというと、様々なメディア、特にプロレスにかかわった方が書いた暴露本のようなものが出回ったせいで、「プロレス=結末の用意されたショー」という評価が定着しているように感じます。
この本では、プロレス団体である新日本プロレスから派生した「UWF」という団体について書かれています。このUWFという団体は、それまでのプロレスでは使われなかった打撃や関節技を中心に組み立てる試合内容だったこともあり、当時大いに受け入れられたようです。私は中学生になる前だったので、テレビ中継の無いUWFの試合をリアルタイムで見ることはできなかったのですが、今残されている映像を見れば、たしかに当時のプロレスとは異なるスタイルであったように感じます。
プロレスというスポーツがあらゆる格闘技の中で最強であるという認識は、アントニオ猪木と団体によって作られたイメージだったと思います。私もそう思っていた時期がありました。
ただ、やはり違和感を感じることは多々ありました。
その違和感とは「勝敗」に関してが中心でした。
勝敗予想が当たるのです。これが競馬のようにお金をかけることができたとすれば、パーフェクト予想も可能では?と感じさせるくらいに勝敗予想は当たりました。
プロレスにどっぷり浸かっていた大学時代は、フィニッシュホールドまで予想できたくらいです。
そのあたりで違和感が一つの疑問となります。
プロレスって、やっぱり勝敗は最初から決められていて、フィニッシュまで詳細に決められているのではないだろうか?
この疑問は度々襲ってくるのですが、その都度頑なに否定をしようと試みます。
そんな中でUWFという打撃と極め技を主体に行う団体は、様々な形に姿を変え、団体を分裂させていくのですが、どの団体も真剣勝負を行っていると感じさせるものでした。
少なくとも当時はそう思っていました。
さて、この本ですが、自分のなかでもやもやしていたことが、ようやくすっきりできたような気がする内容でした。まぁ、他に出ていた暴露本のようなものでも、もっと早くこの気持ちに到達できたかもしれないけど、最後まで信じたかった「UWF」についてここまで詳細に、しかも関係者の言葉で語られれば、そりゃ気持ちに整理もつくってもんです。
まぁ、それでもね、プロレスは今でも大好きなのですよ。
本当の試合のように見せる技術と、レスラーの鍛えた体ってのは、やはり説得力があり、これはショーである、と言われてもがっちり楽しめると思います。
UWFっていう団体がプロレスや格闘技に大きな影響を与えたのは間違いないことだし、日本におけるリアルファイトの流れが、その根っこを探ればプロレスに戻ることは誰もが異論はないと思います。
当時、プロレスはショーであるとレスラーは知っていたのでしょうが、そこからプロレスは最強の格闘技であることを証明するためにリアルファイトの中に入っていったその勇気は、本物だと思うのです。
どんな相手にも引くことをしなかったプロレスラーは、プロレスは最強にできなかったけど、プロレスラーの心は称賛されるべきものだったと思いますね。
コメント
でもジュース一つとってもかなりの根性がいるし
鍛えられた肉体がないとあの過激なショーはこなせない
プロレスサーは強いのだ