蘇える変態

2016年3月15日 読書
買ってから一気に読み終えました。
源ちゃんを知ったのは、「SUN」という曲を聴いて、すごくいいなって思ったときだな。
興味がわいて調べてみたら、色々活動してることを知って、本を出していることを知って、こんな曲を作る方ってのは、どんな文章を書くのだろうと思った。

軽い気持ちで読んじゃダメな本でした。

本人も書いてるけど、内容はあくまでもくだらなく、雑文とでも言うようなことだったけど、文章から感じられる「リアル」な感じは、体験した人しか書けないことだったりした。

すげー人だ、この人。

源ちゃんは男に応援されても嬉しくないかもだけど、絶対これからも追いかける。
ライブに行きたいし、歌も聴きたい。
文章も読んでみたい。

やりたいことをやるって大変だけど、羨ましい。
自分に正直に生きれるようになれるといいなぁ。
表紙がちょーかっこいい・・・

この本って1956年の刊行なんだよ。今から59年も前。
私もまだ生まれていない時代に、こんな小説が書かれていたことに、まず驚く。
私がまだ小学生の頃でも、某猫型ロボットの世界が憧れの未来の世界であったのに、生まれる前にここまで想像の翼が広がっている世界を書いているってのはねぇ。。。
すごい、って言葉しか出てこない。

舞台は25世紀の宇宙。
地球で暮らしていた人間は宇宙の広大な世界へ居住空間を広げていた時代。
そんな時代でも移動には時間がかかるのが常識であったところに、「ジョウント」と呼ばれる制約のあるテレポーテーション能力が人類に備わる。
主人公ガリーはそんな時代に宇宙に取り残されるところから話は始まる。
救われるチャンスに逃げられ、顔に虎の刺青を施される事態に陥ったガリーは、自分を救わなかった宇宙船「ヴォーガ」に復讐を決意する。

主人公ガリヴァー・フォイルの性格設定がすごい。ここまで復讐に取り付かれて、復讐のために行動し、不可能を可能にするような人間は、小説とはいえなかなかいないんじゃないかな。
古典だから、なのかどうかはわかりませんが、少々文章が読みにくいのが難点といえば難点。固有名詞や表現、会話、様々な場面で読みにくい、わかりにくいと感じる部分がありましたが、そんなことが些細なことと思えるくらいに内容はぐいぐいと読ませます。
復讐の象徴、力の象徴のように書かれるガリーが、徐々に内面の変化を見せていく部分は、読者の心をとらえてしまうのではないでしょうか。

決して「善人」とは言えないガリーですが、私には「純粋」な人であると感じました。
他の方はどのように感じるのかな。
GGO完結編となる、第6巻ですね。

私は、読んでいてなんとなく死銃の正体は気がついておりましたけど、死銃の正体というか、トリックについてはわかんなかったな。わからないというか、ちょっと反則でしょう。

さて。
第6巻は2人の心の奥底に残る、人には言えないことへの思いと、その思いに対する救済がメインのお話となっております。誰と誰ってのは、本編を読んでいただければわかることですが、ようやくSAO時代の気持ちに踏ん切りがついたのかぁと。
どこまでも、デスゲームの重さを引きずる本作品ですが、この第6巻で、少しは整理がついたのかなぁとか思って読んでましたね。うん、この気持ちはアリシゼーション編で裏切られますがw

MMORPGをやっていると、やはりそのサーバー内の最強装備だったり、数人しか所持していないレアアイテムだったり、レイドボスを最速で攻略したり。そんな「何かで1番になる」ことがゲーム内のモチベーションになることが多いのですが、GGOのようなPVPが盛んなゲームだと、PVPで一番になることが最大のモチベーションになるのかな。
PVPには興味が無い私だからちょっとわからないこともあるけど、GGO内で表現されているギスギスした雰囲気はよく書かれてると思う。その反面、今回書かれた死銃事件のような犯罪だったり、小説内で書かれているゲーム内通貨をリアルマネーにするっていうことについては、あまり考えたくないですが、遠い未来に起きたりしないかってのも心配したりしちゃいます。
換金については、今もやってはいけないことですが、行われたりしてますけど、ゲームはあくまでもゲームとして楽しみたいですね。これからも。

それにしても、SAOってVITAでゲームとして発売されているのですが、この世界観をそのままMMOとして作れないもんですかね?
下地は十分できているし、ちょっとゲーム内のルールを変えればできると思うのですよ。
できれば、ALOの世界(アインクラッドが浮かんでいるあの世界)を忠実に再現して、VRMMOじゃなくても楽しみたいなぁって気持ちがあります。
すごくおもしろそうなんだよね。
どこか作っていただけないものか。。。

皆川博子さんの小説を読んだのは、これが初めてですね。
この本を買ったのは、面白いとか、人気があるとか、そういった外部の話題ではなく、なんとなく本屋さんで「表紙が気に入ったから」という理由です。
この直感で面白そうな本を買うってのは、私だけではなく、結構な方が感じていることじゃないかなぁとか思います。私だけかな?
買ったときも、中を見ずにそのままレジにもって行きましたけど、読むまでに結構な時間がかかりましたね。なぜか家の本棚に積まれていたままになっておりました。うーん、もっと早く読んでおけばよかった。

内容は、本当に面白かったです。
ミステリーを読んだのは久しぶりでしたが、やっぱり面白いねぇ。登場人物がそれぞれにキャラが立っているというか、メリハリがあり、読んでいてリズムにのるような読みやすさがありました。また、物語の進行も、同時に視点の違う部分から核心に収束していくので、話に引き込まれる感じがたまらない。

質の悪いミステリーだと、例えば犯人を突き止めるのに無理のある話や、現実に合わないような状態でけりをつけてしまうものですが、これは違います。本当に、きれいに騙されました。騙されたっていうと聞こえが悪いけど、予測できなかった、という点では本当に物語の組み立て方が上手なんだと感心します。

これ、続編があるんですよ。
もちろん、購入済みですw
ただし、まだ文庫化していないので、単行本になりますが、これほど上質のミステリーの続編ともなれば、文庫化なんて待てません。
この続編の表紙も、またすごくいいんですよー。

この本を読んで、皆川さんの書籍が一気に増えました。どうせなかなか読めないのに、買ってしまうんですよね。自分でも呆れました。
それでも、購入した本はどれも面白そうで、しばらく楽しめると思います。

SAOは、この巻から一気に剣と魔法の世界を離れ、銃が主役の世界へ舞台を移します。
ガンゲイル・オンライン。
VRMMOの中でも、かなり異色の作品が物語の舞台となります。
この作品はちょっと憧れるなぁ。

SAOだけは、天才茅場の策略で本物のデスゲームとなってしまいましたが、SAO以降のVRMMOは全てゲームとして機能しているため、ゲーム世界の死はなんらかのペナルティはあるにせよ、基本的に復活できます。
そんなVRMMOが、数多くの世界を作り出している中、ガンゲイル・オンラインで一つの事件が起こります。

「死銃事件」

ゲーム内で死んでしまった者が、現実世界でも死んでしまう。
SAOを想像せずにはいられない事件。
この事件の真相を確かめるため、VRMMOプレイヤーでもあり、現実世界では総務省の役人である男から、キリトは調査依頼を受ける。

そんなストーリーで物語は進みます。
一番がっかりもしたし、期待通り!とも思ったのが、銃で戦うガンゲイル・オンラインの世界においても、キリトは「片手に剣」を持ち立ち向かいます。
これはねぇ。
もちろん、剣が主体の世界でトップグループにいたキリトですから、この展開については読者もおそらく予想できたことでしょう。私ですら「あぁ、やっぱり」が思い浮かびましたし、「あぁ、やっぱりやってくれたか!」も思い浮かびました。
だってさー。
いくらトッププレイヤーのキリトでも、剣と銃じゃ勝手が違いすぎるもん。
そりゃ多少のアドバンテージ、VRMMO世界での慣れというものは初心者よりもあるとは思いますが、相手だってキリトほどではないにせよ、VRMMOの世界で腕を磨いていたプレイヤーです。そんな相手に勝つためには、やはり銃ではなく、多少反則気味とは感じても、それまでのキリトの相棒でもあった剣を持たせるのはしょうがないことかもしれません。

物語の内容としては、相変わらず読みやすく、面白いですよ。
キリトが所持金を増やす場面が初期の段階で出てくるのですが、この場面はお金を増やす必要性と、キリトが今後いかにして剣vs銃の世界で勝てるように戦うか、ということがさらっと描かれています。
このへんは、素直に上手だなぁと思いますね。
登場人物の複線も張りつつ、物語はファントム・バレット編の完結である第6巻へと続きます。いよいよ銃に怖さも描かれていく第6巻は、弾丸が飛び交う世界にキリトが飛び込みます。本当に、異色作とはいえ、面白い内容です。
この世界が描かれたからこそ、スピンオフ作品のオルタナティブも描かれたと思うと、今後のSAO世界の展開に期待がもたれると思います。

そういえば、今丁度アニメもやっているのかな?
みたことないからよくわかんないけどw
そっちからSAOの世界にはまってみるのもいいかもしれませんね。
読み終わりました。

家族関係の繋がりが複雑になってきて、一度自分で整理しないと物語についていけなくなりそうな気がします。今回の読後の最初の感想が、これですね。

6巻では太宰治を話の中心において進みます。
私は、以前に日本の文学というものを読んでいないことに気づき、太宰治を読んでみたことがありました。「人間失格」です。これ、1冊です。そのときの感想としては、なぜこの作者にファンが多いのか、全く理解できない、ということでした。
いまだに太宰作品はこれ1冊しか読んでいません。なので、私の感想も変わってません。

栞子さんが太宰作品について、作中で説明をしているのですが、どうしても飲み込めないので、この巻についてはあまりすっきりしないのです。
読書の好みというものは人によって違うものですので、無理に好きになる必要はないと思っていますが、好きな作品の中でこれだけ書かれていると、やはりもう一度読んでみようという気にはなりますよね。
物語自体はなるほど、そうか、という話で、かなり驚きとうなされることが多く、やはりこの作者は人を引き込む文章が上手であると感じました。
ミステリー作品を読むときに、まぁどんな作品でもそうなのでしょうが、話を途中で中断することなく、ぐいぐい読ませてしまう作品というのは、素晴らしい作品なのだと思ってます。
ミステリー作品は謎解きという要素が必ず入っているので、次はどうなるんだろう?どんな展開になるんだろう?どうやって落とし所に持っていくのだろう?というところで、一気に読ませてしまうのだと思うのですが、ビブリアシリーズはこれが非常に上手だと感じています。ほんと、中断したくない作品なんですよね。

ここしばらく読書が「ライトノベル」という分類になる本が多かったように思えるので、次はSFあたりを読んでみようと思ってます。
もしくは、太宰作品かなぁ。
太宰作品だとすると、何を読めばいいんだろう?
親切な誰か、教えていただけると大変助かります。
フェアリィ・ダンス編、そして大きなくくりでのアインクラッド編の完結作です。

初めて読んだときは、このフェアリィ・ダンスという作品はあまり好きになれなかった記憶があります。アインクラッドの終焉、デスゲームの終焉、リアルという定義が難しい世界に戻ってきたキリトとアスナは無事再開できることを望んでいたのでしょう。物語の中で、茅場晶彦もそう願って、もしくはご褒美としてそれを与える気持ちになったのではないかな、とも思ってました。
1巻のラストシーンは、ゲームというルールに縛られた世界において、キリトが奇跡を起こしたような描写があります。あれが茅場の慈悲でなければ、あの世界は無慈悲にキリトというキャラクターを消し去っていたでしょうから。

それだけに、フェアリィ・ダンス編でアスナが目覚めていない、という設定には多少の疑問もあったように私は感じました。

さて、ラストについてです。
アスナと取り戻し、エピローグへと向かう中で、キリトとエギルを中心としたアインクラッドに複雑な感情をもつものは、ALO内に仕掛けを施します。
ここが私が「このラストはずるいぜー」と思ってしまった部分です。
もちろん、いい意味で、ですよ。

デスゲームからの帰還に喜ぶプレイヤー達。
SAOをプレイしていないため、輪に入りにくいキリトの妹、直葉。
帰還の宴は二次会と称したALO内での宴に場所を移す。
自分にはその資格はないと感じる直葉は辞退をキリトに申し出る。
そんな直葉に、キリトが見せたかったもの。
ALO世界に浮かぶ大きな真円の月。
キリトと直葉の前で、その真円が欠けていく。
まるで月蝕のように。
徐々に月は姿を隠し、月蝕の正体が明らかになっていく。
それは。
月を隠すくらいに巨大な「円錐形の浮遊城」のようなもの。
キリトは話しかける。
「今度こそ、1層から100層まで完璧にクリアする。手伝ってくれるよな?」
それは直葉の気持ちを汲み取った言葉。
SAOは終わらない。。。

ずるいよー。
これって、読者が一番待ち望んでいる「期待通りのラスト」じゃないかー。
ALOの世界にSAOが溶け込む。
ソードアート・オンラインの世界は今後も続いていくはず。

しかし、茅場晶彦という人は本当に天才だったんだね。もちろん、実際に同じことを現実世界でしてしまったら、殺人者のレッテルを貼られるだけだし、ダークヒーローが許されるのは作られた物語の中だけってのも理解してる。
それでも、茅場という人物は、ソードアート・オンラインシリーズの真の主人公だと思うな。
茅場は既にこの世にはいないけど、神のように、電脳世界の海の中で、これからもVRMMOの発展を見守りながら、一人楽しんでいるんだと思ってしまった。

お見事な完結編でした。
読み終えた!
おもしろかった!
期待以上だった!

私は、作者の時雨沢恵一さんが書いた「キノの旅」という小説を、題名こそは知っていますが読んだことはありません。
人気シリーズなのだから、まぁおもしろいのかな、くらいの認識です。

謝罪せねばなるまい。
この本を読んで、私はキノの旅も読まなくてはならない。作者に会える機会があるのなら土下座する勢いで謝るかもしれない。
そのくらい、一気に楽しんで読めました。

SAOが冠されているタイトルだけに、やはりSAOを意識して読んでしまうのはしょうがないと思います。私がそうでしたから。
それだけに、文章の書き方、特に語尾が気になってしまいましたが、読み進めるうちに、それが狙いで書いているのか、そんな作風なのかまではわかりませんが、全く気にならなくなるのだから不思議です。
物語はSAOシリーズの「ファントム・バレット」と呼ばれるシリーズのスピンオフとなっており、作中にでてくるVRMMO[ガンゲイル・オンライン」が舞台となってます。
キリトも参戦したこのゲームですが、時期的には既にキリトはガンゲイル・オンラインの世界から去った後の話ですね。これは原作を読んでいれば理解できます。
スクワッド・ジャムと題された、集団戦によるバトルロイヤル。
作者は銃器マニアとのことですが、非常に銃器の説明が細かく、描写に納得できる説明があるからこそ、先頭の臨場感はかなりのものとなってます。
自分が体験しているような、とまでは残念ながらいきませんが(銃を撃ったことがありませんから)、それに近い感覚は得られるのではないでしょうか。
キャラクターの接待もまた秀逸です。非常にわかりやすい設定であり、絶妙に原作キャラをピンポイントでからめてくる。これがまた原作を知っているとニヤリとさせてしまう。

あぁ、本当に上手な文章。

原作が好きで、銃器が好きで、だからこそ書けた物語なんだろうな。
私は読み終わるまで気がつかなかったのですが、この本はどうやら「1巻」のようです。
ということは、続きというか、2巻目が読める可能性は高い!
SAO原作を待つのは楽しみですが、このオルタナティブも楽しみに待てる。
これはファンならば歓迎すべきことではないでしょうか。

もっともっと、SAOの世界が広がるといいなぁ。
ALOだってスピンオフが書けそうだし、SAOで度々描かれている他のVRMMOの世界なんかも書けそうじゃないですか。
年始から楽しみが増えた。
いい一年になりそうです。
ソードアート・オンラインの第3巻は、アインクラッドから舞台を移し、「アルヴヘイム・オンライン(ALO)」というVRMMOの世界で描かれることになったようです。

まぁ有名な話なんで簡単に書いちゃいます。

【SAOでのデスゲームをクリアしたキリトに待ち受けていたのは、最愛のパートナーであるアスナが目覚めていないという現実。
目覚めないアスナを見守る日々の中、SAOで戦友だったエギルからメールと共に1枚の画像が届く。非常に粗い画像ではあったが、被写体は目覚めを待つアスナと瓜二つ。
エギルからの詳細では、アルヴヘイム・オンラインというVRMMOで写された画像であるという。わずかな手がかりではあったが、真相を確かめるため、キリトは再びVRMMO、アルヴヘイム・オンラインの世界へダイブする】

といった感じですね。
物語の都合上、キリトはALOプレイヤーの最終目的地を目指す必要があるため、ある程度以上の強さが必要になります。SAOでは散々ビーターと呼ばれていたキリトですが、ALOではついに作者公認のチート級プレイヤーとなっています。
ALOではSAOのサーバーをコピーしているとの設定のようで、SAOのスキルを一部そのまま引き継いでいるキャラとなっています。
この設定に関してはしょうがないとは思いつつも、うーん。。。と唸ってしまう部分もあったりします。物語を進めるためにはしょうがない設定なのでしょうが、あまりにも都合がよいというか、同じような人がいないことにも違和感があったりします。
まぁ、面白ければいいので、そこはあまりこだわらないでおきましょう。

さて、SAOとALOの大きな違いは「空を飛べる」ことと「デスゲームではない」ということでしょう。まぁデスゲームじゃないのは当然と言えば当然ですが。
MMOには様々な乗り物や移動手段が存在します。移動にはリアルに時間がかかるため、そのような手段が用意されているのでしょうが、その中でも「空を飛ぶ」ということについては、リアルでもできないことであるため、非常に要望が高いと思います。
VRMMOは現実世界のように感じるゲームであるため、実際に空を飛ぶ感覚が得られるのでしょう。これは相当羨ましい。
SAOとALOが現実世界で遊べるとすれば、迷わずALOを選ぶと思うのです。誰だって空を飛んでみたいと思いますし。
ALOを始める動機となったことは悲しい現実からなのですが、物語中に数多く空を飛ぶシーンが書かれているのは、ゲームとしての楽しさの部分を強調したい作者の思いだったのかもしれませんね。
ALOは4巻で完結しますが、上中下の3冊くらいのボリュームで読んでみたい話でした。キリトの目的、物語の進行を考えれば早い段階でアスナを目覚めさせる、もっと言えばSAOの世界から脱却する必要があったので、2冊のボリュームになったのかもしれません。
実際に続刊でALOが舞台の物語も書かれていますし、だらだら書くよりもよかったのかもしれません。物語を作るのは、難しいものです。

第3巻ではアスナ救出のために、下地を整える場面までが描かれてます。
エンディングはちょっと反則じゃないかなぁと思ってしまった展開となっていますが、それは第4巻のレビューで書いてみましょうか。
ソードアート・オンラインの2巻目です。

読みきりとして書かれた第1巻で、物語は完結しているのに、続きの2巻目があるってのがよくわからなかったのですが、読んでみて納得です。
第2巻は、SAOの舞台であるアインクラッドにおいて、完結までに起きていた「キリトをめぐるサブストーリー」でした。

ふむ、なるほど。

収録されている話は4話ですが、それぞれが「主人公キリトとヒロイン」という形式で書かれています。うん、4人のヒロインが出てくるってことですね。

それぞれのお話に共通点はないのですが、異質なのは4話目の「赤鼻のトナカイ」ですか。この話だけは、救いようがないくらいに悲しい。物語のラストで、非常に長い「ヒロインの語り」が入るのですが、物語はこの「語り」が終わった時点で続きは語られていません。この「語り」を聞いたキリトの感情、思い、考え。そういったものが書かれずに物語は終了します。
通常のMMOというゲームとは異なり、ゲーム中の死=現実の死、というSAOにおいて、仲間の死を受け入れることは、現実同様に難しいものなのでしょう。
私にはキリトの心の内まではわかりませんが、このようなラストと同様の場面に出会ったとしたら、現実にそのようなことが起きたとしたら。

精神が崩壊してもおかしくはないと思います。

4つの物語は短編ながら非常にうまくまとめてあります。
全100層というアインクラッドの攻略において、まだまだ語られていない話があるとすれば、読みたいと思うのは私だけではないでしょう。
この思いは「プログレッシブ」で叶うのですが、このような短編でキリト以外のキャラクターにスポットを当ててもらえるようなシリーズも読んでみたいものです。

※最近刊行された「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン 1巻 スクワッド・ジャム(時雨沢恵一 著)」において、この希望も叶ったのですが、まだ呼んでませんw

SAOがデスゲームと判明したときに、キリトと一緒にいたクラインが、初心者からトッププレイヤーになるまでの話であったり、エギルの店の日常であったり、それはまぁ読んでみたい話はたくさんあります。
作者は忙しいかもしれませんが、スクワッド・ジャムのように、別の作家が書いてみても面白いと思います。

いずれ叶う夢として、そのときが来ることを楽しみに待つとしましょう。
あけましておめでとうございます。
今年は去年よりも時間が取れそうなので、ブログ更新をしていけるのかなーって思ってます。週に2回から3回は更新したいものです。

さて、表題。
ソードアート・オンラインの1巻です。
そもそもライトノベルと区分けされる小説でも私は読むのですが、この小説は友人に薦められるまで手に取ることはなかったのです。友人は言うには、すごく面白い!との話でしたので、古本屋で購入。
ちなみに、友人の面白いは「アニメ」の感想で、小説は読んでないそうですw

現在まで続くSAOシリーズの根幹となる1巻ですので、ぎっしりと詰め込まれた内容に圧倒されそうになりますが、多少のMMOの知識があればこれほど読みやすい小説は珍しいかもしれません。
SAOとは、小説内で描かれる次世代MMOのゲームタイトルなのですが、非常によくできている世界観だと思います。私は、そこそこMMOやMOのネットゲームをしていますが、設定に感じる無理が少ないと思いますし、このままゲームとして作っても面白そうだなと感じています。

アインクラッドという、SAOの舞台で繰り広げられる冒険は、読み手に世界を感じさせる表現であり、あたかも自分がSAOで遊んでいる気にさせてくれます。
主人公のキリト、アスナの二人は魅力的なキャラクターとして描かれており、彼らの周りに描かれる登場人物もあたかも人間が操作しているようなキャラとして描かれており、MMOを舞台とした小説というのも納得できます。

SAOはこのアインクラッド編を軸として、フェアリィ・ダンス、ファントム・バレット、と続いていくのですが、この1巻だけは特殊です。おそらく読みきりとして書かれているため、現在も刊行されている「プログレッシブ」と整合性がとれないことが多いのです。おそらく、プログレッシブは、SAOにおけるアナザーストーリーなのでしょう。私もこの1巻を読んで、1層からの冒険を読んでみたいと思いましたから。

MMOをやってる人なら誰しもが憧れる「VRMMO」という世界、しっかりと練られたゲーム内設定、魅力あるキャラクター、娯楽として読む小説として考えれば私の心を捉えてしまう小説でした。
主人公のキリトがピンチに陥ったときに描かれた「二刀流」の場面、ここは本当に読んでいて「おおおっ!!」と声が出てしまうくらいに興奮する場面でした。やられました。

ネット小説で大人気になったというのもうなずける1冊です。
まだ読んでいない人がいるのであれば、是非1巻から順に読んでみてください。
読み終えてしまった・・・。

なかなかに、一気に読ませる魅力をもつ内容でした。

この本を知ったのは、地元の新聞の書評欄に掲載されていたことです。最近では、時代小説のようなものでも、まずは読んでみようと思うのですが、はたしてこれは時代小説なのだろうか?SFといえば、そうとも思える。

妖草師。それは、常世の国から稀に現世にやってくる種から生える「妖草」をあるときは利用し、あるときは根絶する職業。この設定だけでも、SFの匂いが漂ってきそうですが、緻密な描写と実在の人物の登場により、話があまり浮世離れしないことが素晴らしい。

妖草を扱う、この世に復讐を企てる女と、主人公であるが、心に深い闇を持つ妖草師。最後は息をもつかせぬ激しいバトルの描写となりますが、見たことのない妖草を用いてるのにもかかわらず、ありありとその様子が想像できてしまいます。このあたりは作者の文章構成の素晴らしさでしょうか。

また、この本の作者は「植物」に深い愛情を持ってるのでは、と思うくらいに植物の説明が詳細に書かれていることも見逃せません。バトルもの、という括りにはなると思うのですが、途中に描写される植物が合間の清涼剤のように感じられます。

文庫書き下ろしとのことですので、是非とも続編を期待したい1冊でした。
BOOK-OFF 福島瀬上店にて

1.目撃者(古本) 中町信
  講談社(文庫) 1997年3月15日第1刷発行 105円

2.諸葛孔明(古本) 立間祥介
  岩波書店(新書) 1991年8月8日第6刷発行 105円

3.むはの迷走(古本) 椎名誠
  本の雑誌社 1992年4月10日初版第1刷発行 105円

4.河童が覗いたインド(古本) 妹尾河童
  新潮社 1989年10月10日24刷 105円

BOOK-OFF 福島南店にて

5.ライオンと魔女(古本) C.S.ルイス
  岩波書店(文庫) 2006年2月6日新版第16刷発行 105円

6.カスピアン王子のつのぶえ(古本) C.S.ルイス
  岩波書店(文庫) 2006年3月15日新版第14刷発行 105円

7.朝びらき丸 東の海へ(古本) C.S.ルイス
  岩波書店(文庫) 2008年2月25日新版第17刷発行 105円

8.銀のいす(古本) C.S.ルイス
  岩波書店(文庫) 2005年10月14日新版第13刷発行 105円

9.馬と少年(古本) C.S.ルイス
  岩波書店(文庫) 2005年10月14日新版第11刷発行 105円

10.魔術師のおい(古本) C.S.ルイス
  岩波書店(文庫) 2004年12月24日新版第8刷発行 105円

11.さいごの戦い(古本) C.S.ルイス
  岩波書店(文庫) 2005年7月5日新版第10刷発行 105円


1は中町さんの作品。推理サスペンスです。模倣の殺意で知った作者ですが、他の作品がなかなか売っていなくて、ようやく見つけた1冊です。テレビの2時間ドラマになりそうな内容ですけど、読んでみれば意外とはまってしまうかもしれません。
ちょっと楽しみです。

2は三国志で人気の軍師「諸葛孔明」について書かれた本です。最近では、ゲームやコミック等で三国志が随分と身近な存在になったらしく、かなりの美形キャラで描かれたりしてますが、本来の三国志の世界はもっと無骨な世界だったと思うのです。その中でも、軍師と分類される方は様々な場面で活躍していたこともあり、武将よりも印象に残ってたりします。孔明も好きですけど、あまりにも突出しているのが残念だったりもします。
少しくらいは人間として残念な部分があってもいいなぁとか思います。

3は椎名さんの本ですね。本を買いに行くと必ず何か椎名さんの本を探してみるくらい好きです。エッセイ集なので、安心して読んで、楽しめると思います。

4はすでに文庫で購入して読み終わっていたりします。とても面白い内容で、他のシリーズもすぐに購入するほどお気に入りの1冊だったりしました。
この本で特徴的なのは、作者の詳細な、本当に緻密に描かれたイラストが掲載されていることです。このイラストが本当に素晴らしい。文庫の小さいページでは少し残念な気持ちがあったので、この書籍版は本当に嬉しかった。見つけて、即購入でした。

5から11は「ナルニア国ものがたり」です。全巻が揃って売っていたので、衝動買いをしてみました。このシリーズは古くから多くの方に愛されており、たしか映画化もされていたと思います。読みたい本ではありましたが、人との関係と同じように「出会い」がうまくうかなかったこともあり、今まで読む機会をもてなかったような気がします。
子供向けの岩波少年文庫版ですが、子供向けであるからこそ表現や文章には気を使って書かれていると思います。時間をかけて、ゆっくり楽しめればいいと思ってます。

そんな感じで11冊。
消費税が増税され、BOOK-OFFでも108円が均一価格となってしまいました。
本を読むのがすきなのか、本を買うのがすきなのか、今となってはよくわからない状態になりつつありますが、それでも本を108円で買えるのが幸せなのかもしれませんね。

現在はあるシリーズものにはまってます。あまりにもどっぷりとのめるこんでしまったため、どこで買ったのか、レシートを探しても見つからないくらいに一気に勢いで買い揃えてしまいました。
ソードアートオンライン。
これは本当に面白いです。
ライトノベルというジャンルに分類されるのでしょうが、軽く考えていた私の頭をかなりの衝撃で打ち破ってくれました。
いずれ1巻からしっかり読後の感想を書き留めておきたいと思っています。
西沢書店 北店にて

1.将棋エッセイコレクション(新本) 後藤元気
  筑摩書房(文庫) 2014年2月10日第1刷発行 945円

2.地球外生命(新本) 長沼毅/井田茂
  岩波書店(新書) 2014年1月21日第1刷発行 756円

3.覆す力(新本) 森内俊之
  小学館(新書) 2014年2月8日初版第1刷発行 756円

岩瀬書店 中合店にて

4.レッドスーツ(新本) ジョン・スコルジー
  早川書房(新書) 2014年2月15日発行 1,680円

5.ヨハネスブルグの天使たち(新本) 宮内悠介
  早川書房 2013年7月11日3版発行 1,575円

6.開かせていただいて光栄です(新本) 皆川博子
  早川書房(文庫) 2013年9月15日発行 945円

7.ロードス島戦記(新本) 水野良
  角川書店(文庫) 2013年11月1日初版発行 672円

西沢書店にて

8.空襲警報(新本) コニー・ウィリス
  早川書房(文庫) 2014年2月25日発行 945円

西沢書店 北店にて

9.皆勤の徒(新本) 酉島伝法
  東京創元社 2013年10月10日再版 1,890円


1は将棋にまつわる様々なエッセイを古今東西問わずに集めたエッセイ集です。昔から日本人に愛されてきた将棋というゲームは、現代においてもその地位を失わず、あらゆる趣味の中で生き続けています。相手の王様を取るという単純なルールですが、そこに至るまでの過程の奥深さが多くの人を惹き付けているのでしょうね。
この本は、そんな将棋を愛した人達の話が収録されています。

2のような本は大好きです!小さい頃はいるかもしれないと思っていた地球外生命ですが、年齢を重ねるうちに、無邪気にそう断言できるほど純粋ではなくなってしまいました。まぁそうであっても、いまだにいると思うのですがね。
この本では生命科学と惑星科学の視点から地球外生命の可能性を探っています。私は科学の素晴らしさや検証の確かさを信じてはいますが、それでもこのような謎に包まれたものは、謎のまま楽しみたいとも思ってます。

3は現在の将棋会で最高峰とされる「名人」と「竜王」を保持している棋士の本です。覆す力、というのは、おそらく森内さんの棋風から名づけられたと思うのですが、私の森内さんに対するイメージも「耐える」人という感じです。
森内さんの将棋は、堅実に自分の力を積み上げ、派手に爆発することなくそのまま押し切るような感じだと思ってます。それは、とてつもなく強い精神力、何語にも動じることのない強さ、そんなものが必要だと思うのです。
今が一番充実していると思う、その強さの一端でも見てみたいです。

4は新☆ハヤカワ・SF・シリーズです。前に買った「老人と宇宙」シリーズの著者が書く宇宙を舞台にしたSFです。
表紙の絵が昔のSF漫画のようで、どんな話なのか想像もつきません。

5は超楽しみ!
前作の「盤上の夜」が記憶に新しく、かなり楽しんで読めた作品だったので、この作品も面白い!はずです。
短篇集なので、時間を気にすることなく読めるのもいいですね!

6は「ジャケ買い」とでもいえばいいのでしょうか。昔本屋に勤めていた頃にも感じていたのですが、表紙を見ると「売れそうだな」とか「これは面白いはず」といったことが、なんとなくですが感じることがあったのです。これ、結構いい確率で当たるので、本を買う際の自分なりの指針になってます。
ミステリですね。かなり本格的な感じですので、楽しみです。

7は新装版が発行されていたことに気がついてなかった!
今更説明する必要も無いぐらいの、日本が世界に誇るファンタジー小説です。
「ロードスという名の島がある。」
こおフレーズに、思春期だった私はどれだけ胸をときめかせたことか。
ファンタジーというものが、今ほど市民権を得ていなかった時代に、このような傑作が世に出てきたことがすでに奇跡。最近のよくある「バトルもの」ではなく、あくまでもパーンが強い信念を持って成長していく過程が描かれており、関数が進むに伴い「力」ではなく「人間」として強くなっていく。
絶対に読んだほうがいい小説です。
今読み直しても、全く古臭さを感じさせません。

8は好きな作者の短篇集なのですが、たまたま購入したのです。駐車場に車を停めて、用が済んだので車に戻る。出庫するときのお金を確認したら、小銭がない。お札を見れば一万円札が1枚。通常の駐車場は一万円札が使えないことが多いので、小銭を用意する必要がある。そんなわけで、近くにある本屋にいって、「お札を崩すために買った本」がこの本です。
まぁ、どんな動機でも、おもしろそうだから満足してるのですがw

9はSFが読みたい!で1位になった作品です。ですが、どこにも売ってなかったのです。人気出て売れちゃったんだなぁ、とか思ってたんですけど、真相はもっと簡単でした。
「酉島」さんです。「西島」さんじゃないです。
「な行」の棚に入れておいたら気がつきませんって!
店員さん、気をつけてくださいねw

9冊でした。いや、まだまだ貯まってるんですけどね。
ロードス島戦記。本当に懐かしいです。素晴らしい小説というのは、時を経てもまったく色あせないということを、今回教えていただきました。
BOOK-OFF 森合店にて

1.推理小説作法(古本) 土屋隆夫
  東京創元社(文庫) 1996年7月19日初版 105円

2.古書店アゼリアの死体(古本) 若竹七海
  光文社(文庫) 2003年10月10日初版2刷発行 350円

3.西遊記 1巻(古本) 吉本直志郎
  ポプラ社(文庫) 2007年7月第6刷 105円

4.西遊記 2巻(古本) 吉本直志郎
  ポプラ社(文庫) 2006年3月第5刷 105円

5.西遊記 3巻(古本) 吉本直志郎
  ポプラ社(文庫) 2006年2月第3刷 105円

6.影との戦い ゲド戦記Ⅰ(古本) ル=グウィン
  岩波書店 2005年4月25日第43刷発行 105円

7.こわれた腕環 ゲド戦記Ⅱ(古本) ル=グウィン
  岩波書店 2005年9月26日第39刷発行 105円

8.さいはての島へ ゲド戦記Ⅲ(古本) ル=グウィン
  岩波書店 2004年5月6日第36刷発行 150円

BOOK-OFF 信夫ヶ丘店にて

9.ナマコもいつか月を見る(古本) 椎名誠
  本の雑誌社 1991年6月10日初版第3刷発行 105円

10.風にころがる映画もあった(古本) 椎名誠
  情報センター出版局 1990年2月28日第6刷 105円

11.百人の王様 わがまま王(古本) 原田宗典
  岩波書店 1998年3月6日第1刷発行 105円

12.二流小説家(古本) デイヴィッド・ゴードン
  早川書房(新書) 2011年12月11日6版発行 950円

BOOK-OFF 福島瀬上店にて

13.孫に語り伝える「満州」(古本) 坂本龍彦
  岩波書店(新書) 1998年4月6日第3刷発行 105円

14.本と怠け者(古本) 萩原魚雷
  筑摩書房(文庫) 2011年9月10日第1刷発行 500円

15.とっぴんぱらりの風太郎(古本) 万城目学
  文藝春秋 2013年9月30日第1刷発行 1,100円


1は推理小説を書く場合の工程を説明している本です。
推理小説に限らないと思うけど、本を読むときは何も考えずに、その本に没頭できるくらいでいいと思うのです。純粋に本を楽しむとすれば、ですね。ただ、私のようにひねくれた人は、こんな本を楽しんで読んでしまうのです。だって、裏側を知って、それを上回る仕掛けがあったとすると、ものすごく楽しめるじゃないですかw

2の作者は初めて購入しましたね。名前は聞いたことがありましたが、なかなか読む機会がなかった、のかもしれません。
基本的に、ミステリは好きです。好きなんですが、最近の自分の中で沸き起こったSFブームに押されておりました。最近買った本を見ていると、SFは海外翻訳、ミステリは日本作家、そんな感じで購入しているような気がします。逆もトライしてみようかなぁ。

3から5は、日本でも大人気、西遊記の児童書です。最近は、読みたい本を児童書で読んでみるパターンが増えてきましたね。私の中でですがw
西遊記は、この本に限らず多く出版されていますが、意外と最初から最後まで読んだことがある人って少ないんじゃないかなぁと思います。冒頭の旅に出るまでのくだりは有名ですが、最後にどんなエンディングを迎えるのか、ということまで知っている人は少ないような気がします。
そろそろ、ちゃんと最後まで読みたいなぁと思って買ってみました。

6から8はジブリ映画でも人気となったゲド戦記シリーズです。今更感で満載ですけど、そもそもこのシリーズって1970年代から発行されていたのですね。。。
私が子供の頃から存在していたとは。。。恐るべし。
古典ファンタジーの名作ですが、長く読み続けられているということは、どんな時代でも、どんな世代にも愛されてきた証拠だと思うのです。読む時期に早い遅いは無いと思うので、どっぷりと世界に浸ってみたいと思います。

9と10は椎名さんの本ですね。本当に好きだなぁと我ながら思うのですが、まぁしょうがない。これだけ読んでいると、同じ本を買いそうになるので、数ページをぱらぱらと読んでみるのですが、読んだような読んでないような。。。だったら買ってしまえ!とw
そんな感じで購入です。

11も初めて購入の作者ですね。この本は左のページに挿絵、右のページに文章という構成になっており、文章も大きな字で行間も広くとっているので、もしかしたら児童書という位置づけなのかもしれません。
最初の数ページで興味が湧いて、すぐに購入を決断しました。おもしろいですよ、この本。

12は・・・これ買ってたのかw
何度か別のBOOK-OFFで売ってるのを見て購入を考えてたけど、買わなくて良かったw
ミステリの賞を2011年から2012年にかけて複数受賞している本ですね。読んだことがある人も多いのではないでしょうか。
二流でも小説家と呼ばれるようになりたいね。。。

13はジュニア新書です。満州って、中国に作られた日本の都市、だと思うんだけど、満州に関する知識というのは歴史の授業で習ったことしかないので、どのような歴史で作られたのかすら知りません。
子供の頃、歴史の授業を受けるたびに思っていたことは、今を生きるために過去を学ぶ行為は必要あるのか?ということでした。40歳になり、今は理解できます。過去を受け止め、過去を知るからこそ、今で同じ過ちを犯すことを防ぐことができるのですね。
それでも、人間は忘れる生き物。同じ過ちを犯しています。それが故意か偶然かを議論しても応えは出ないかもしれませんが、一人一人が考えることは大事だと思っています。

14は萩原さんの本ですね。萩原さんを知ったのは最近ですが、もっと萩原さんの本を読んでみたいです。一箱古本市を知ることで萩原さんを知りました。一箱古本市に、売主として参加すれば、もしかしたら萩原さんに会えるチャンス、あるのかな?

15本屋対象にノミネートされた話題作です。実は、この作者も始めて購入しました。このタイトルだけで読みたいなぁと思ったのですから、タイトルのつけ方は大事ですね。
この作者は鴨川ホルモーを書いた方ですね。実力は証明されている作者ですから、安心して読めそうです。
ちょっと分厚いですけどw

はい、15冊です。これで、ようやく袋に入っている古本は全部書ききりました。相変わらず何も考えずに買ってますが、全部読みたい本なのですよね。少しづつ、本当に亀の歩みのようにゆっくりですが、読んでいる本、読了した本もありますので、また紹介できたらいいですね。
BOOK-OFF 福島南店にて

1.三国志 1巻(古本) 三田村信行
  ポプラ社(文庫) 2005年10月第1刷 105円

2.三国志 2巻(古本) 三田村信行
  ポプラ社(文庫) 2005年11月第1刷 105円

3.三国志 3巻(古本) 三田村信行
  ポプラ社(文庫) 2006年1月第1刷 105円

4.三国志 4巻(古本) 三田村信行
  ポプラ社(文庫) 2006年4月第1刷 105円

5.三国志 5巻(古本) 三田村信行
  ポプラ社(文庫) 2006年6月第1刷 105円

6.ブレイドライン 2巻(古本) 水野良
  角川書店(文庫) 平成22年1月1日初版発行 105円

7.アフリカのいまを知ろう(古本) 山田肖子
  岩波書店(新書) 2008年3月19日第1刷発行 105円

TSUTAYA 福島南店にて

8.SFハンドブック(古本) 早川書房編集部
  早川書房(文庫) 1992年12月15日8刷 105円

MY古書店にて

9.エンダーのゲーム(古本) オースン・スコットカード
  早川書房(文庫) 昭和62年11月30日発行 1,000円


1~5は、誰もが一度は聞いたことのある物語「三国志」です。三国志という話は、魅力的な登場人物と、個性分かれる三国の成立、赤壁に代表される圧倒的な描写、といった語ることが多すぎる話です。それだけに、子供が読むにはややいただけない描写だったり、話の長さだったり、難しさも目立ちます。
そこで、この三国志は作者が子供にも読めるように、簡潔に、それでも大事な部分を落とさずに書くことを心がけて発行されています。
実際に読んでみれば、三国志の魅力が損なわれてるようなことはありません。
なんだかんだとバカにせず、やはり読みたい本は、子供向けであっても手にとってみることが大事なようですね。

6はブレイドライン2巻目です。購入が前後していますが、買える巻から買っているだけですね。古本は、見つけたときに買わないと、次にいつ出会えるか予測できません。気にせず買うことが大事ですね。

7はジュニア新書です。アフリカという国は、私が河馬が好きだってこともあり、気になる国だったりします。アフリカの一般的なイメージというのは、どのような感じなのでしょう。どうしても砂漠や貧困、病気、戦争といったマイナスのイメージが先行するのでしょうか。
私は偏見をとっぱらって考えてみたいのですが、自分の目で見ない限り、このような本からの知識も一方の見方だと偏見と捉えられるかもしれません。
「いまを知る」というのは、難しいですね。

8は早川書房のSF本を、オールタイムベスト、編集部のおすすめ、といったジャンルで分けて解説が載せてあります。
これ、いいですよ!
さすがにちょっと古さは感じますが、それでも名作がずらーっと紹介されているため、これからSFを読む人には最適の1冊です。

9はようやく買えた1冊。エンダーのゲームは最近上下巻で復刻されているようですが、私はどうしても初版の訳で読みたかった!
探し回ってましたけど、どうしても見つからず、amazonから購入することとなりました。ネット通販って、状態が確認できないから、あまり好きじゃないけど、今回はしょうがない。だって見たことないもん。
嬉しいけど、じっくり読むんだ。


といった9冊ですね。
今回はエンダーのゲームが嬉しいことには間違いないですが、負けず劣らずポプラ社の三国志もよかった!
よくここまでわかりやすく内容をまとめたと感心します。
こんな出会いがあるから古本屋さんは素敵すぎる。
ビブリア古書堂の5巻目ですね。
色々な本を読んでいますが、楽しみにしているシリーズです。

さて。。。
全部読み終えた感想としては、なんかすっきりしないなぁって感じです。
私の読解力が足りないのか、組み立てが難しいのか。
うーん・・・

ざっくりと内容書いちゃう。
読んでない人は読まないでね。











まず、今回のお話には、プロローグとエピローグが用意されています。
どちらも、内容としては大輔さんの告白に栞子さんが応える形をとっていますが、問題はその日付です。
プロローグは「5月31日」
エピローグは「5月の終わりまで5日を残している日」
プロローグでは「はっきりとした返事は書かれていない」
エピローグでは「はっきりと好き、付き合ってほしいと返事」

これって、何があるのでしょう。
エピローグで事件が発生しているので、プロローグはエピローグの後の話、とも考えたのですが、そのわりには話がつながらない。
5月の終わりまで5日を残している日、すなわち5月26日。この時点では、栞子さんは、はっきりと大輔さんの気持ちに「好き」「付き合いたい」と返事をしているはず。
プロローグでは、大輔さんの告白に「返事を聞かせてほしい」とお願いされている。

うーん。。。

何回も読み返したけど、この2つのエピソードがつながらない。
エピローグの終わりに発生した事件で、大輔さんを巻き込むことは容易に想像できるので、その事件を解決するまでもう一度返事を待ってほしい、そんな展開なのかもしれません。
栞子さんが、大輔さんの気持ちを大事にして、自分の周りで起こっていることにけりをつけてから返事をしたがっている感じは文中でも感じました。
であれば、この事件がきっかけで26日からの5日間で、返事を白紙に戻し、31日に改めて返事をする、そんな展開かもしれません。

にしても、すっきりしない。。。

この状態で6巻まで、また数ヶ月待つことになろうとは。
楽しみにしているだけに、もやもやが大きいですw

本編の話について。今回は難解なトリックではありませんでした。貸本屋のくだりもすぐに思いつきましたしね。
それだけに、もやもやする!

でも、おもしろかったw
BOOK-OFF 森合店にて

1.密教の神々(古本) 佐藤任
  平凡社(ライブラリー) 2009年7月10日初版第1刷 600円

2.老人と宇宙(古本) ジョン・スコルジー
  早川書房(文庫) 2007年2月28日発行 360円

3.遠すぎた星(老人と宇宙2) ジョン・スコルジー
  早川書房(文庫) 2008年6月25日発行 280円

4.最後の星戦(老人と宇宙3) ジョン・スコルジー
  早川書房(文庫) 2009年6月25日発行 400円

5.ドラゴンランス伝説 1巻(古本) M・ワイス/T・ヒックマン
  富士見書房(文庫) 平成元年12月20日初版発行 84円

6.ドラゴンランス戦記 3巻(古本) M・ワイス/T・ヒックマン
  富士見書房(文庫) 昭和62年12月10日再版発行 84円

ブックマーケット 福島北店にて

7.ドラゴンランス戦記 2巻(古本) M・ワイス/T・ヒックマン
  富士見書房(文庫) 昭和62年7月20日再版発行 50円

BOOK-OFF 福島駅前通り店にて

8.タイタニア 1疾風篇 2暴風篇 3旋風篇(古本) 田中芳樹
  講談社(新書) 2013年8月6日第1刷発行 600円

西沢書店 北店にて

9.ビブリア古書堂の事件手帖 5巻(新本) 三上延
  アスキー・メディアワークス(文庫) 2014年1月24日初版発行 599円


1は密教の中で語られる「神々」についての考察が書かれた本です。密教というと何か妖しげな雰囲気が漂いますが、これがおもしろい。私の年代だと、密教に触れた最初のきっかけは、マンガの「孔雀王」かもしれません。このマンガもおもしろかった。
日本は神様が多い国です。八百万の神々からはじまり、日本古来の神様、仏教や他の宗教から取り入れた神様。この懐の深さが日本を神様の多い国にした一因でしょう。仏像の美術的な美しさもあり、宗教と離れた位置から見る神々は大好きです。

2と3と4は宇宙での戦争を舞台にしたSFです。この作品の主人公は老人です。75歳以上の男女のみが入隊できる防衛軍に入隊した主人公ジョンの冒険を描いています。これは、設定で読みたくなりました。75歳の老人が戦争物の主人公を演じる話というのは、今まで読んだことがありません。波乱万丈の冒険と書かれていましたが、75歳で冒険に挑めるバイタリティは羨ましいです。

5と6と7は私が中学生の頃に読んだような記憶があるファンタジーです。当時は内容を理解することが難しく、ただ読んでいただけのように記憶しています。
内容は重厚なファンタジー。中学生には少々敷居が高かったのかもしれません。んでも夢中になって読んでいたような気がするんだよなぁ。
それにしても、だ。1巻が売ってない!wこれは困ったw

8は銀河英雄伝説の作者、田中芳樹さんが描くもう一つのスペースオペラ。タイタニアという一族を軸に話が展開していくようですが、私はこれを読んだことがありません。田中さんは、作品が出るまでの期間が長い作者さんで、この愛蔵版のような新書も4巻が発行されるにあたり、この作品を忘れている方が多いために急遽売り出した、と私は思っています。できれば全部完結してから読み始めてみたいのですが、まぁおもしろそうだし買っちゃいましたw

9は待ち望んでいた1冊。ビブリア古書堂の最新作です。
本当に読みたかった本ですね。4巻のラストがベタな展開ながら、ベタだけに気になってしょうがなかったので、栞子さんと大輔さんの恋心はどんな感じで育まれていくのか、楽しみに読みたいと思います。

以上、9冊でした。
古本を買っていると、自分が歳をとったことを文字で実感してしまいますね。ドラゴンランス戦記を読んでいたのが中学生の頃。中学生かぁ、もう随分前の話だなぁ、とか考えてたのですが、実際には26年前の話!
おいおい、26年も前の本かよ!
本当に月日が経つのはあっというまですね。

今日はバレンタインデー。昔のことを考えると、中学生だった頃、高校生だった頃、大学生だった頃、社会人になってから、そのときに好きだったり、気になっていた子はどうしているのか、と考えてしまいます。
みんな元気なのかな。

チョコをくれ!wとは言わないけど、近況が知りたいっては思う。
私が誰かわかっていて、そんなに言うならメールでもすっか。そう思ってくれた人、是非連絡をくださいな。

・・・チョコもらえなくて寂しいってわけじゃないからねっ!
ブックマーケット 福島北店にて

1.武装島田倉庫(古本) 椎名誠
  新潮社(文庫) 平成5年11月25日発行 50円

2.麦の道(古本) 椎名誠
  集英社(文庫) 1999年6月25日第1刷 50円

TSUTAYA 福島南店にて

3.ブレイドライン 6巻(古本) 水野良
  角川書店(文庫) 2012年7月1日初版発行 105円

BOOK-OFF 福島南店にて

4.翻訳家の仕事(古本) 岩波書店編集部編
  岩波書店(新書) 2006年12月20日第1刷発行 105円

5.ホビットの冒険(古本) J・R・R・トールキン
  岩波書店 2007年9月5日第32刷発行 650円

BOOK-OFF 森合店にて

6.狂桜記(古本) 栗本薫
  角川書店(文庫) 平成17年10月25日初版発行 105円

7.ネパール王国探検記(古本) 川喜田二郎
  講談社(文庫) 昭和51年9月15日第1刷発行 105円

8.たまゆらの鏡(古本) 栗本薫
  角川書店(文庫) 平成16年5月25日初版発行 105円

9.蒲生邸事件(古本) 宮部みゆき
  光文社(新書) 1999年1月30日初版1刷発行 105円

10.あんじゅう(古本) 宮部みゆき
  新人物往来社(新書) 2012年2月25日第2刷発行 105円


1は椎名流のSFです。アドバードで椎名さんのSF世界を一気に広げた後に、水域に続いて発表されました。椎名さんの小説、エッセイに共通されることは、独特の言語センスだと思います。真似しようと思っても、絶対にできない。そんな独特の表現で紡ぎだされた文章は、読み出すと辞め時がわからなくなることもしばしば。多くの方に読んでほしいですね。

2も椎名さんですね。こちらは自伝的小説という、これまた椎名さんが得意のジャンルかもしれません。私が高校の頃を思い返すと、とても小説のネタになるような出来事はなかったですね。当たり前の普通の高校生。多くの方はそうであると思います。まぁこれからその分楽しめればいいのですがね。

3はロードス島戦記の作者、水野良さんが描く新しい世界。この6巻が最終巻とのことですが、ロードスのように世界観を共有した続編は出されるのでしょうか。ファンタジーの世界というものは、作者が作り、読者が想像し、そこから広がっていくものと思っています。6巻で作られたこの作品が、ロードスのように読者に愛され、さらなる広がりを持てることを希望します。

4は最近海外SFやミステリを多く読むようになっているので、翻訳家という仕事に興味があり、買ってみました。
翻訳って、単純に日本語に訳すだけじゃないのは理解していても、それを仕事としている人がどのような考えで行っているか、それを知りたいとは思っていました。ちょっとでも、知らない世界を垣間見たいと思ってます。

5は児童書ですけど、箱入りの立派な装丁です。本の大きさは、子供が読みやすいように、との配慮かもしれません。
指輪物語、有名な小説ですけど、同じ作者の同じ世界での話しですね。いや、大人なんだからそっち読めよ!って感じなのですが、長いんですよwまずは読みやすい本で雰囲気をつかんで、読みたくなったら買ってみる。このスタンスで最近は本を読んでいるので、本を読むことが楽しくてしかたないです。
児童書っても、大人でも楽しめちゃうんだぞ。

6は栗本さんが好んで書かれていた大正時代を舞台にしたミステリです。この方のミステリは、本当によく考えられていて、驚きや感嘆に満ちています。表現も場面に合わせて言い回しをうまく変えて、読み手を飽きさせないことがよくわかります。もっと多くの作品を読みたかったです。

7はネパールについて書かれた本。アジア圏の国ってなんか惹かれるのです。モンゴルが好きだから、ということもあるかもしれません。地球には秘境と呼ばれる地域は少なくなってきましたが、それでもアジアにはまだ見ぬ何かが秘められているような気がするのです。何が?って聞かれてもわかりません。そんな気がして、惹かれているのです。

8も6と同じく、栗本さんによる大正ミステリ。ただ、これは六道ヶ辻というシリーズ物です。大道寺という一族に関わる話から始まるのこ作品は、全体的に妖しい雰囲気に満ちています。作者が意図してそのように書き上げたのか、大正時代がそのような空気を醸し出していたのか。今となってはわかりませんが、あれこれと考えながら読むのは、嫌いじゃないです。

9は宮部さんのミステリ。2.26事件というものを私はよく理解していません。この作品は2.26事件を題材に書かれているようなので、多少読むことに不安もありますが、知らないからといって読めない作品を書くような作者ではないと思います。ちょっと楽しみ。

10も宮部さん。三島屋変調百物語の2巻目です。表題作を含む4作からなる短篇集ですね。短篇集は大好きです。読みやすいので。
しかし、本当に多才な方だなぁと思いますね。これだけ膨大な量の作品を書く、知識のストックがあることに驚かされます。普段からの生活の中で、色々なことを考えて行動してるのかな。

うん、10冊ですね。本当に色々買ってるなぁ。
これだけ何冊も買ってるとダブりがあるんじゃない?って聞かれることがあるのですが、もちろんあります。いや、いばって言うようなことじゃないですがw
読みたい!って思うから本を買うのです。家に帰れば大量の本があるのです。読まないまま、また本を買いに行くのです。同じ本を読みたい!って考えちゃうのです。で、買う。はー、バカだw
ま、いんです。ダブったらあげちゃうのです。いい本は多くの人に読んでほしいので。そんな言い訳w
BOOK-OFF 森合店にて

1.一局の将棋 一回の人生(古本) 河口俊彦
  新潮社 1990年8月20日発行 105円

2.モンスター・コレクション(古本) 安田均
  富士見書房(文庫) 平成元年11月30日15版発行 105円

3.ラプラスの魔(古本) 山本弘
  角川書店(文庫) 昭和63年3月10日初版発行 105円

4.タイタンの妖女(古本) カート・ヴォネガット・ジュニア
  早川書房(文庫) 2009年2月25日発行 450円


1は将棋の棋士でもある河口さんの本。この方の将棋についての本は大変におもしろく、読みやすいです。興味の無い人や将棋について知識がない方には内容がよくわからない部分もあるかもですが、専門書ではないので、そこまでの知識は必要ないかもしれません。
入門書というよりは、将棋に対するきっかけになりそうな、そんな本です。

2は中学か高校のときに一度購入した記憶がある本です。内容は、RPG等に出てくるようなモンスターを紹介している本なのですが、昭和61年にこの本が発行されていることが素晴らしい。そのころは、おそらくドラクエやFFの初期作が出ていた頃だと思うのです。PCゲームだったり、もっと歴史を持つD&Dのような紙ベースで楽しむRPGなんかの下地があるからこそ、こんな本の需要があったのでしょうね。

3も懐かしいなぁ。やっぱりこれも当時流行りだしていたRPGをベースにした小説です。これも読んだ・・・ような気がする。
この年代の本は、RPGやファンタジーといった世界にまだ慣れておらず、どっぷりとはまっていたような気がします)この流れは、ロードス島戦記という(私は日本で最高のファンタジー小説だと思ってます、傑作へつながっていくのですね。本当に、思い出補正を抜きにしても、いい時代でした。

4はSFですね。本当にSFが増えてきました。昔から好きではありましたが、この歳になってまたはまるとはねぇ。。。
この本については、ずいぶん前に刊行されて。近年また評価が高まってきたようで、新装版として出されています。いい作品はいつ読んでもいい。その典型的な例ですね。

うん、このくらいの冊数なら書くのも楽だな。
来週以降に、郡山市と仙台市に遊びに行く予定ですので、そのときは一気に増えるような気がします。怖いなぁ。。。
我慢できるとも思えないし、困ったもんだ。

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