昨日はBOOK!BOKK!Sendaiの企画である、Sendai Book Marketに出かけてきました。
昨年から訪れたかった、仙台市での一箱古本市ですね。
福島のアットホームさ、山形の一体感もよかったけど、仙台は規模が違う!商店街のストリートの左右を一箱古本店主がしめてる!
もったいないから、全部見てきましたw

「わめぞ」さんでいきなりお金を使ってしまったwさすがにいい本をそろえてますねー。上限を決めてきたけど、ここだけでも上限突破できそうだったから、1冊だけにしておきましたよw
そのあとは、BOOK!BOOK!Aizuの赤べこを見てちょっとほのぼの。そういえば、Aizuの隣に「火星の庭」の前野さんが忙しそうに働いていましたが、俺の嫁が興味を示した「おっきいオルゴール」を「鳴らしてみましょうか?」との優しい言葉をかけていただきまして。そして結果的に何かのトラブルで鳴らなかったようでw大変あたふたした可愛らしい姿を見させていただきましたw嫁が火星の庭に興味があるみたいで、今度2人で訪れてみようと思います。

その後も色々な店主さんの店を見させていただきました。
楽しかったのは、宮城教育大学のビブリオバトルのサークルのお兄さん。初めての出店だったようで、値段のつけ方がよくわからないとの話で、エンデの「はてしない物語」を500円で購入させていただきました。お兄さん、安心してね。お客さんの私も適正な価格なんてわからないよw
お兄さんの雰囲気と楽しそうな感じが本を買わせたのかもしれませんね。

福島市にある雑貨店「うさぎや」さんにも路地裏の出店ブースでお会いしました。臨時休業してまで参加、俺は見抜いてましたよ?w

結果的に4冊かな、購入しました。実はもっと買ってもよかったけど、どこかで止めないと際限がなくなるしね。
んでも、これは出店者としての参加がやっぱり楽しいのかもしれない。俺の趣味で買ってる本が、どのくらいの人に共感されるのか見てみたい。やっぱり参加して思ったけど、最近の本屋にはない、店主と客のふれあいって楽しいのかもしれないね。
福島、山形、仙台、3ヶ所参加したけど、出展者として参加するには、休みの問題を解消する必要があるな。うん、問題はそれだけだ。売れる、売れないはどーでもいいね。なんか、夢だった「本屋の経営」の真似事かもしれないけど、夢の一端が叶うのであれば、次回は是非参加する。

屋号「古書 流水」を見かけるときがきたら、それは俺ですw
岩瀬書店 八木田店にて

1.あられ雪(新本) 倉阪鬼一郎
  光文社(文庫) 2012年11月20日初版1刷発行 649円

2.おかめ晴れ(新本) 倉阪鬼一郎
  光文社(文庫) 2013年5月20日初版1刷発行 619円

BOOK-OFF 福島信夫ヶ丘店にて

3.5万年前(古本) ニコラス・ウェイド
  イースト・プレス 2007年9月21日第1刷発行 105円

4.チベットを馬で行く(古本) 渡辺一枝
  文藝春秋 1996年7月10日第1刷 105円

5.グイン・サーガ1 豹頭(古本) 栗本薫
  早川書房(新書) 2009年3月15日初版発行 105円

6.冒険にでよう(古本) 椎名誠
  岩波書店(新書) 2006年10月16日第4刷発行 105円

7.大江戸の歳月(古本) 平岩弓枝監修
  光文社(文庫) 2003年6月20日初版第1刷発行 105円

BOOK-OFF 福島笹谷店にて

8.地には平和を(古本) 小松左京
  早川書房(H・P・B) 昭和38年8月15日発行 105円

9.第四間氷期(古本) 安倍公房
  早川書房(H・P・B) 昭和39年5月31日発行 105円

10.墓碑銘2007年(古本) 光瀬龍
  早川書房(H・P・B) 昭和38年8月15日発行 105円

11.アステカに吹く風(古本) 豊田有恒
  早川書房(H・P・B) 昭和43年6月30日発行 105円

12.幼年期の終り(古本) アーサー・C・クラーク
  早川書房(H・P・B) 昭和39年4月30日発行 105円

13.マラコット海淵(古本) コナン・ドイル
  早川書房(H・P・B) 昭和37年10月31日発行 105円

14.宇宙のあいさつ(古本) 星新一
  早川書房(H・P・B) 昭和38年8月31日発行 105円

15.SFの夜(古本) 福島正実
  早川書房(H・P・B) 昭和41年9月30日発行 105円

16.戦争論3(古本) 小林よしのり
  幻冬舎 2003年7月25日第1刷発行 105円

17.よしりん戦記(古本) 小林よしのり
  小学館 平成15年12月10日初版第1刷発行 105円

18.診断名サイコパス(古本) ロバート・D・ヘア
  早川書房 1995年7月25日15刷発行 105円

福島市 本の路地裏 一箱古本市にて

19.百鬼園随筆(古本) 内田百閒
  旺文社(文庫) 1984年重版発行 300円

20.海月書林の古本案内(古本) 市川慎子
  ピエ・ブックス 2004年10月22日初版第1刷発行 450円

最近夜になると眠くて、読書がはかどらないのです・・・

さて、なんだかんだで買っております。読むのが追いつかないのは、すでに気にしておりません。そんなこと気にしたら、ほしい本が買えないよ?

1と2は作者も知らない状態で買いました。帯に書いてある言葉が「一杯の蕎麦にすくわれる命もある」と。横には時代小説文庫とも書いてある。なにやら面白そうな匂いがしませんか?
時代小説、とくに町民にスポットをあてた作品というのは、何か心温まる物語が多いように感じます。読んでいて落ち着くような。安心するような。
この2冊にもそんな雰囲気を感じました。
少し読んでみたけど、期待を裏切ることはなさそうです。

3は人類発祥の話かと思いきや、ヒトゲノムから読み解く人類の歩んできた流れを読み解くのだそうです。いやー、なんか壮大な話だw
実際、人類はどのように進化してきたのでしょうね。もしかしたら進化ではないのかもしれませんが。長い年月をかけたとしても、どうしてもお猿さんから人間に進化できるとは思えないのですよ。根本的に何かが違うと思うんです。それは時間が解決できるようなことではないと思うのですが、どうなんでしょうね。
この本を読んで、少しでも疑問が解決できると嬉しいな。

4はタイトル惹かれて購入かな。チベットという国は、モンゴル、インドと並んで俺の興味を持たせ続けている場所です。
特別な場所っていうイメージが強いのです。おそらく、ダライ・ラマがそこに存在しているってのが大きいのでしょう。
神秘の国。強固な国。揺るがない国。そんなイメージです。

5は今更買ってどうするんだろうっていう、グイン・サーガです。持ってるもんなぁwたぶん、読みたくなったのでしょう。

6は椎名さんの岩波ジュニア新書。こんなの出してるとは知らなかったなぁ。
椎名さんの本は、持ってなければ買うのですが、子供向けに椎名さんがどんな文体で文章をくみ上げているのか、それも楽しみですね。

7は平岩さんが監修した時代小説の短篇集。平岩さんの話は透明感があってすきなのですが、そんな人が選んだ話というのはどんな内容なのか。興味があって買ってみました。収録されている作家さんは、いずれも有名な方ばかりです。
さて、どんな状況で読もうかな。

8から15はたまたまBOOK-OFFに寄ったらまとめて棚に入ってました。こんなに素晴らしい作家さんの、しかも再販とかではないものを、105円で売ってていいのかなぁとも思いましたが、105円で買わないほうが損をすると思い、それでも厳選して購入しました。
この中では、マラコット海淵が一番楽しみです。作者はコナン・ドイルですよ?シャーロック・ホームズのドイルですよ?その人が書いたSFってだけでわくわくするじゃないですか。
たまにこんな本に出合えるから、本屋さんにはまめに通いたくなるんだよなぁ。時間あったら毎日通ってもいいくらいだw

16と17は小林さん。もう定番になってますね。
自分の意見を持つことは大事なことで、周りと意見をあわせる必要がある場面でも、折れちゃいけない部分ってのは持っておきたいものです。この方は、本を読む限りでは、「折れない何か」を持ってると思います。
その何かが良いことか、悪いことかを判断することはできませんが、やはり自分の考えを言い切って、このような本に纏めるってのはすごいことだと思います。

18は、なんかもうタイトルだけで買ってしまいました。
すごくね?これって。
診断名がサイコパスって、なんでもありじゃんw

19は初めて読んでみました。
随筆ってジャンルがどのようなものかわかりませんが、この本のスタイルが随筆ってことであれば、好きかもしれないな。
会社の昼休みに少し読むのに丁度いい長さです。3分の1くらい読みましたが、冒頭の琥珀の話が好きだな。すごく気持ちがわかる。似たようなことやったことあるもんなぁ。

20は綺麗な写真がふんだんに使われていて、読むってより見るって本ですね。色々な本が紹介されてますが、見てるだけでわくわくしますよ。読まないけど、忌憚本を集める人がいるってのも、理解できるような気がしますね。

ってことで、盛りだくさんでした。
あられ雪、お勧めです!
2013年5月17日 読了・・・だっけかな。

将棋にのめりこむようになってから、前にもまして将棋関連の本を読んだりしてるわけなんですけど、これはニコニコで生放送見てるときに、ハチワンだったり月下だったりと一緒に紹介されてたのさ。
女流棋士を主役にするって珍しいからちょっと気になって、とりあえずBOOK-OFFで購入。
で、一気読み。

まぁ女流棋士を主役にしたり、ところどころに棋譜の紹介があったり、将棋会を中心にしてストーリーは進んでいくんですけど、話は主人公の紫音ちゃんが巻き込まれた殺人事件の犯人を暴くミステリーだったりします。
うーん・・・
どっちつかず、なんだよねぇ。
ミステリーとしてはあまり深みがなく、将棋コミックとしては完成度が高くなく。
読んでいて感じたのは「都合のいい展開」ってことかなぁ。作者がこうしたい、って方向に持っていきすぎだと思うんだな。
だってさぁ。
犯人が誰か感ずいちゃったし、紫音ちゃんが活躍するであろうことはわかりやすいし。ミステリーにするなら将棋は脇役でいいし、将棋コミックにするなら、半端なミステリーなんていらないし。
もったいないと思う。
後日談で、紫音ちゃんが女流ではなく、「棋士」として成長する姿が描かれる「しおんの王2」がスタートするとすれば、この8冊はプロローグとして生きてくると思うんだけどな。
女流棋士が男子の中に混ざって「棋士」として生きていくってのは、現状そんな簡単なものではないと思うんだよね。今の女流棋士を見ると、里見女流が五冠達成でほぼ無敵状態だけど、そんな里見五冠でも奨励会に混ざると初段なんだよね。女流のトッププロ、それも過去最高の才能を持っているといってもいいくらいのトップが男子に混ざるとようやく初段。
この現実がある限り、しおんの王のような活躍はどこか「嘘っぽい」現実にしか写らない。説得力がないと思うんだ。
むしろ、話の中では特例として「四段」となったのだから、そこから這い上がるようなストーリーが読んでみたい。跳ね返されて、苦悩して、それでも年齢を重ねるごとに強く、ひたむきに将棋に全てをかけるような、そんな人間の強さと弱さを見せ付ける話を読んでみたいな。

サクセスストーリーやハッピーエンドだけが望まれるわけじゃなく、いかに現実と仮想現実を摺り寄せて、そのうえで「ありそうな」ストーリーを描くことで読み手は引き込まれると思う。

さらっと読む分にはそれなりに面白かったけど、もったいないなぁってのがどうしても消せない、そんな漫画でした。
BOOK-OFF 福島笹谷店

1.しおんの王 5巻(古本) 安藤慈朗
  講談社(コミック) 350円

2.空の境界 上巻(古本) 奈須きのこ
  講談社(新書) 2006年3月3日第16刷発行 105円

BOOK-OFF 森合店にて

3.しおんの王 1巻~4巻、6巻~8巻 安藤慈朗
  講談社(コミック) 各105円

4.雪が降る(古本) 藤原伊織
  講談社(文庫) 2001年6月15日第1刷発行 105円

5.剣(古本) 三島由紀夫
  講談社(文庫) 昭和46年7月1日1刷発行 105円

6.定理・法則をのこした人びと(古本) 平田寛
  岩波書店(新書) 1996年4月15日第16刷発行 105円

7.オジいサン(古本) 京極夏彦
  中央公論新社 2011年3月10日初版発行

BOOK-OFF 福島駅前通り店

8.カラット探偵事務所の事件簿 2(古本) 乾くるみ
  PHP研究所(文庫) 2012年8月1日第1版第1刷 105円

9.怪獣男爵(古本) 横溝正史
  角川書店(文庫) 昭和53年12月25日初版発行 105円

10.仮面城(古本) 横溝正史
  角川書店(文庫) 昭和53年12月30日初版発行 105円

11.血と知と地(古本) 吉川良
  ミデアム出版社 1999年2月16日第1刷 105円

西沢書店 北店にて

12.天皇家と皇位継承の歴史(新本)
  晋遊舎 平成25年5月1日発行 880円

13.ぼくがいま、死について思うこと 椎名誠
  新潮社 2013年4月25日発行 1,365円

本屋さんにいくと、楽しくて時間がすげー経ってるのだ。

1と3は将棋漫画。表紙とタイトルからはわからないよね、これ。5巻だけ105円コーナーになくて、泣く泣く別のBOOK-OFFで350円を出してしまった。
もう読み終わってるので、後日感想などを。

2はちょっと前に爆発的に人気が出た本ですね。ライトノベルということになるのでしょうか。
ライトノベルって定義は難しいね。面白ければ、なんでもいいと思うのだな。児童文学でも、絵本でもね。これは話題になった1冊だけに、ちょっと楽しみではあります。

4は藤原伊織さん。実はこの人の本は「テロリストのパラソル」っていうのしか読んだことがなくて。でも、その1冊がインパクト強すぎて。俺の中ではかなり読ませる作家さんということでインプットされています。

5は三島由紀夫。実は初めて買いました。読んだこともないと思います。どのような作風なのか。すごく気になります。
文豪と呼ばれた人達の本を、この歳になって読むのが楽しみになるとは思いもしませんでした。

6はジュニア新書。こーゆーの大好きです。特に数学好きな人としては、定理とか法則とか聞くとわくわくします。・・・おかしいですかね?w

7は京極夏彦さんの本ですけど、少し変わった内容だったので買ってみました。期待値が大きい分読むのが少し怖いですが、期待を裏切ることはないでしょう。

8は前に買った続編。1巻を読んでいないのに、続編を買ってしまうの悪い癖でしょうか?

9と10は横溝正史。手当たり次第に買ってますけど、いつ読むのでしょうか?いや、全ての本に言えることなんですけどねw

12は皇族関係ですね。本格的に深みにはまっているような気がします。本屋で皇族関連の書籍を見ると、レジに持っていくようになってしまった。
ただ、日本人として皇族を知ることは大事なことだとは思っています。

13が今回の一番。椎名さんの新刊です。タイトルからして重すぎます。椎名さんがいつでも元気なイメージがあるので、69歳という年齢に愕然としました。
椎名さんいが元気に長生きしてほしいです。いつまで椎名節を読むことができるのでしょうか。本当に、長生きしてほしいですし、いつまでも本を書き続けてほしいです。

読了日 不明。

これだけ有名な本書ですが、おそらく読んだのは初めてかもしれません。子供の頃に読んだかもしれませんが、当時はホームズよりもルパンに強く惹かれていたので、なんとなーく読まないで育ったのです。

で、ホームズですが、おもしろいです。
考えていたホームズの感じとは少し違い、意外と人間味溢れる感じなのですね。もっとかっちりした人間、悪く言えば面白みの無い人間を想像してました。
ときにはちょっとしたことで事件の全てを見抜き、鋭すぎるがゆえに失敗することもあったり。
本書は短篇集なので、長編を読むとまた違ったことを思うかもしれませんが、何せ読む本が多すぎるってくらいにあるので、ミステリーが読みたくなったらまた読んでみようと思います。
「赤髪組合」の話が好きだなぁ。
読了日は忘れちった。

椎名さんの本は、俺にとって安定剤みたいなもんで。
色々読書をしてるけど、椎名さんの本を読むと、ほっこりと落ち着くのよね。

来週飲み会があるので、暖かくなってきたこの季節、ビールをぐいぐい飲むのは初夏を感じて嬉しいもんです。
お酒を飲むときに、必ずほしいものがおつまみ。まぁ飲み屋で飲めば多種多様なおつまみがあるし、家で飲むときにもとりあえず乾き物を買っておけば困ることは無いけど。自分で簡単な料理をするのもいいもんで。
男の料理と書けば聞こえはいいけど、まぁ大概は食材を豪快に焼くことが多いのね。生も多いか。生で食べるのを料理と言えるなら、だけどw

本書の大部分はお酒と食べ物の関係が書かれてる。それもかなり短い文章で。読みやすいし、わかりやすいし、飲みたくなるしw
玉ねぎってタイトルに書いてあるけど、実際は色々な食べ物とお酒が書いてるんだけどね。おそらく、玉ねぎの素晴らしさに椎名さんはやられてしまったんだな。便利だもん。
俺が玉ねぎでよくやってた料理は、玉ねぎを使ったドレッシングだな。ドレッシングを作ることが料理と言えるなら、だけどw
玉ねぎをみじん切りにして、お酢とサラダ油と少量の塩、それを混ぜるだけの簡単ドレッシング。んでも結構美味しいのだな。
あー、お酒が飲みたい!

先を読む頭脳

2013年5月8日 読書
2013年5月8日 読了。

うーむ。。。文庫版で買えばよかったか。まぁいいや。

さて、将棋に関する本とはいえ、特に将棋の勉強になるわけではない本書ですが、かなり興味深く読むことができました。
俺の小学生時代は、ちょうど「ファミリーコンピューター」が爆発的に流行した世代なもんで、ゲームが好きな内向的少年としてはすんなり家庭用ゲームにはまっていくことになります。その一方で、将棋は思い出したように続けていたのですね。なんだかんだで好きだったのかなぁ。
で、ゲームソフトとしての将棋も当然のように遊ぶわけです。
本書は、そんなコンピューター将棋ソフトについて開発をしている方が、羽生善治という棋士の考えや発言から、将棋における「大局観」や「読み」といった人間独特の能力について解き明かそうと試みている内容です。

先日の電王戦でコンピューターソフトがプロ棋士に勝利し、強くなったことを実感させてもらいました。この強さというものは2つの意味があり、1つはソフト自体の進化、もう1つはハードの進化。ソフトは開発者が長い時間をかけて開発を続けていることもあり、数年前とは比較できないくらい強くなっているそうです。まぁ俺は弱すぎるので、どこまで強くなったのか判断すらできないんですけどねw(ちなみにPSVの銀星将棋の9級に勝てないほど弱いです・・・)
で、大事なのはハードの進化。これは本当に恐ろしい速度で進化を続けています。コンピューター将棋ソフトの基本的なこととして、盤面にある駒で動けるものを全て検索していき、独自の評価で最も点数の良い手を選ぶようになっているどうです。これはハードの性能に大きく左右されます。性能が高ければ、同じ時間でも指せる手を大きく、深く読んでいくことができる、ということですね。
それに対して人間は、指せる手の中から瞬時に「良い手」を数手に絞り、先の展開を考えるそうです。
同じように一手を指すだけでも、コンピューターは全ての手を1から読み、人間は自分の経験や知識から良いと思われる手を選び先を読む。
こうなると、人間がコンピューターに負けてしまうのは仕方のないことかもしれません。ソフトは進化しなくても、ハードが進化すれば理論上は強くなり続けるのですから。

それにしても、ですよ。そんなコンピューターに「感性」や「知識」で対抗できるプロ棋士という人達はすごいの一言です。
正直、コンピューター将棋のことを知れば知るほど絶望感だけが大きくなると思っていたのですが、人間の強さというものもまだまだ可能性を感じさせてもらえます。
1つに特化した人間ってすごいなぁ。
こうなると、現在行われている名人戦がさらに楽しみになりました。

俺はまず銀星将棋で初段を目指そうw
2013年5月7日 読了。

なんというか。
とても読みやすい文体だったのが、まず印象的でした。
ようやく読むことができた御宿かわせみですが、期待していた内容を裏切ることなく、集中して読んでましたね。

読書をしていて、その内容に惹きつけられると文章を目で読みながら、頭の中にその情景が浮かんでくるようになります。挿絵もなければ、アニメ化も漫画化もしていない本でも、自分の中に登場人物や風景が浮かんでくるのです。
御宿かわせみは、その風景や人物が浮かびやすい描写でした。もう俺の中にはかわせみの風景だったり、主人公だったりが克明に浮かんでいます。
おそらく、作者の平岩さんの文章だったり、書き方だったり、そういったことが非常に上手であるため、そのようになったのでしょう。

この御宿かわせみという物語は、かわせみを舞台に四季折々の季節の中で起きたことを短篇という形で1冊の中に収めているようなお話のようです。時間が無いときには、このようなスタイルは非常に読みやすく、話がほどよい長さであるため起承転結が非常にわかりやすくなっています。
ほんと、見本みたいな物語ですね。

上質の日本語で綴られる古きよき日本の物語が読みたい方には、間違いなくお勧めだと思いますよ。
そんなわけで、黄金週間も終わりです。寂しいですねぇ。
BOOK-OFFの20%OFFセールに翻弄された男の購入リストはこんな感じになりました。

山形市 一箱古本市にて

1.幻書辞典(古本) 紀田順一郎
  三一書房 1982年8月15日第1版第1刷発行 400円

2.唐草物語(古本) 澁澤龍彦
  河出書房新社 1984年11月20日3版発行 600円

BOOK-OFF 山形寿店にて

3.先を読む頭脳(古本) 羽生善治/伊藤毅志/松原仁
  新潮社 2006年9月20日第2刷 560円

4.Jの神話(古本) 乾くるみ
  文藝春秋(文庫) 2009年6月25日第4刷 84円

5.黄金仮面(古本) 江戸川乱歩
  講談社(文庫) 昭和62年9月25日第1刷発行 84円

6.ジョン万作の逃亡(古本) 椎名誠
  角川書店(文庫) 平成5年4月20日32版発行 84円

7.ニューヨークからきた猫たち(古本) 椎名誠
  朝日新聞社(文庫) 2006年9月30日第1刷発行 84円

8.十五少年漂流記(古本) ヴェルヌ
  旺文社(文庫) 昭和42年9月1日発行 84円

BOOK-OFF 福島信夫ヶ丘店にて

9.国民の歴史(古本) 西尾幹二
  産経新聞社 平成12年2月10日初版第7刷発行 84円

10.海の都の物語(古本) 塩野七生
  中央公論社 昭和55年11月25日再版発行 84円

11.続 海の都の物語(古本) 塩野七生
  中央公論社 1989年6月15日16版発行 84円

12.グルメを料理する十の方法(古本) 栗本薫
  光文社(文庫) 1996年5月20日初版1刷発行 84円

13.少女地獄(古本) 夢野久作
  角川書店(文庫) 平成7年4月20日29版発行 84円

14.吸血鬼(古本) 江戸川乱歩
  春陽堂(文庫) 昭和62年9月10日新装第1刷発行 84円

15.天皇さまの還暦(古本) 入江相政
  朝日新聞社(文庫)1989年4月20日第1刷発行 84円

16.天才数学者たちが挑んだ最大の難問(古本) アミール・D・アクゼル
  早川書房(文庫) 2003年9月30日発行 84円

17.蒼林堂古書店へようこそ(古本) 乾くるみ
  徳間書店(文庫) 2010年5月15日初刷 252円

BOOK-OFF 福島笹谷店にて

18.皇族・華族古写真帖(古本) 別冊歴史読本
  新人物往来社 2001年12月20日第2刷発行 760円

19.東京てくてくすたこら散歩(古本) 伊藤まさこ
  文藝春秋 2009年1月15日第11刷発行 84円

20.挑戦的平和論 上巻(古本) 小林よしのり
  幻冬舎 2005年12月25日第1刷発行 84円

21.挑戦的平和論 下巻(古本) 小林よしのり
  幻冬舎 2005年12月25日第1刷発行 84円

22.幽鬼の塔(古本) 江戸川乱歩
  春陽堂(文庫) 昭和63年2月10日新装第1刷発行 84円

23.犬神博士(古本) 夢野久作
  角川書店(文庫) 昭和54年10月30日7版発行 84円

24.怪談(古本) ハーン
  旺文社(文庫) 昭和48年1月20日重版発行 84円

25.蜃気楼の戦士(古本) A・メリット
  早川書房(文庫) 昭和45年9月30日発行 84円

BOOK-OFF 福島南店にて

26.靖国論(古本) 小林よしのり
  幻冬舎 2005年8月31日第3刷発行 84円

27.修身論(古本) 小林よしのり
  マガジンハウス 2010年7月28日第2刷発行 84円

28.山彦伝奇(古本) 早乙女貢
  旺文社(文庫) 1986年11月25日初版発行 84円

BOOK-OFF 森合店にて

29.世界の七不思議(古本) 庄司浅水
  社会思想社(文庫) 昭和49年5月30日初版第25刷発行 84円

30.ドグラ・マグラ 上巻(古本) 夢野久作
  角川書店(文庫) 平成14年6月20日55版発行 84円

31.ドグラ・マグラ 下巻(古本) 夢野久作
  角川書店(文庫) 平成14年10月10日52版発行 84円

32.光の帝国(古本) 恩田陸
  集英社(文庫) 2008年6月7日第23刷 84円

33.孤高の棋士(古本) 岡本嗣郎
  集英社(文庫) 2000年3月25日第1刷 84円

34.名人 中原誠(文庫) 三浦昇
  新潮社(文庫) 昭和56年11月10日4刷 84円

ってことで、34冊でした。
いやぁ、毎日本屋に行って楽しかったなぁ。
色々な本を手にとって、あれもほしい、これもほしい、と悩みながら、それでもできる限り105円の本から選んでいくってのは、時間がどれだけあっても足りない感じでした。

1と2は初めて訪れた山形市で開催されていた一箱古本市で購入しました。一箱古本市ってのは、どんな感じで開催されているのかわからなかったので、まずはお客様として参加してみて、いずれは店主として参加してみたいもんです。
1は以前によく買っていた紀田さんの本。たぶん読んでいないと思うので、購入です。まぁ読んでいたとしても思い出として購入したので、別にキニシナイですけどw
2は澁澤さんの本ですが、外箱に入っている本です。外箱の背表紙とパラフィン紙はボロボロですが、中身はとても綺麗です。本の装丁が布張りになっており、すごく綺麗で購入しちゃいました。

3は先日読み終えた「頭脳対決!棋士vsコンピュータ」にこの本が書かれていて、興味があった1冊です。通常BOOK-OFFで本を買うときは、105円の本のみを購入しているのですが、これはどーしても読みたかったので、購入です。20%OFFだしねw
ちょっと読み進めていますが、期待通りの内容で、買ってよかったです。

4は乾さんの本。何冊かこの先生の本を購入していますが、これがデビュー作とのことです。そうでしたか、知らなかった。
乾さんの本は、表紙が綺麗な女性の写真が使われていて、買うときちょっと恥ずかしかったりしますw

5は江戸川乱歩さんの1冊。江戸川乱歩推理文庫ってシリーズのようですが、いろんな出版社の本を買っているので、正直このシリーズで全部集めよう!とかは思ってないです。ちなみに、このシリーズは全65冊だそうです。
表紙の絵が天野喜孝さんという、俺が大好きな方であることも買った理由です。ファイナルファンタジーシリーズのイメージイラストを書いていることでもかなり有名ですね。

6と7は椎名さんの本です。・・・たぶん、持ってないと思うんだよねw
この前実家に本を運んだけど、もう一度行って、本を整理しなきゃだな。

8はたまたま置いてあった旺文社文庫特装版です。この有名な話を読んだこともないので、いい機会と考えて、今度読んでみようかなと思ってます。

9は俺がまだ本屋で働いていた頃に売っていた本です。かなり古いですね。たしか、シリーズで3冊くらいあったような気がするのですが、一番読みたかったのはこの国民の歴史でした。ものすっごい厚い本ですので、読むのにかなり気合が必要ですが、2000円が出せなくて読めなかったあの時代を考えれば、いい時代になったと感謝しながら、ゆっくり読みたいと思います。

10と11は塩野さんの本は読んだことがなかったので、初めて買った本がこんなでかくて厚い本になるとは思いませんでしたw
雰囲気で購入した部分が大きいのですが、じっくり読む1冊になりそうです。

12は栗本さんのミステリーです。色々なシリーズを読んできましたが、この本は初めて見ました。グインサーガのイメージが強い栗本さんですけど、極上のミステリーを書く作家さんです。これは久々に栗本さんのミステリーが読めるので楽しみです。

13は怪しげな雰囲気満載の本です。これから夏になるとなぜかミステリーや怪しい雰囲気が似合う季節(俺の勝手な思い込みですw)になるので、この本は少し寝かせて夏の暑苦しい季節に読もうかなぁと思ってます。これは、23の犬神博士、30と31のドグラ・マグラも同じですね。
まぁ夏までに本をまだ買うような気はするので、予定通りにいくかどうかはわかりませんがw

14は乱歩作品。これも夏候補なんじゃないかなぁwやばいな、夏は忙しすぎるwどれから読めばいいのやらwあ、22の幽鬼の塔もそうじゃないかw
乱歩作品はポプラ社の子供向けの本を、小学生の頃に読んだっきりなので、できれば違いを感じながら読みたいところです。
内容なんざ覚えてませんがw

15はまたまた昭和天皇関連の本です。侍従長を務めていた方が書かれているので、なかなか知りえないような内容が書かれているのかなーっと考えて購入しました。
素顔の昭和天皇が見れるとは思っていませんが、それに近い話が書かれていると嬉しいです。

16は数学好きには堪らない1冊です。フェルマーの最終定理という、名前だけは知っている難問に立ち向かった天才たちの本ですね。
実はフェルマーの最終定理って名称は知っていても、どんな定理なのか俺は知りません。だって知らなくても生きていけるものw
本当は、こんな数学者たちに憧れていたところはあったんですけどね。自分の才能の限界を悟ったときは悲しいものです。

17は乾さんの本。これは105円ではなく、350円です。読みたかったけど、105円にはならなかったので、20%OFFを利用して買っちゃいました。やっと読める!

18も皇族か。本当に俺は好きなんだなぁ。。。
俺が知っている皇族ってのは、現在の構成だけですけど、昔はもっと皇族・華族が存在していたようです。多くの皇族は離脱し、現在の数になったそうですけど、日本の歴史には多くの皇族・華族がいたことを知っておきたいとは思っています。もし、まだ多くの皇族・華族がいたとしても、俺の生活になんら影響は無いと思いますが、日本に住んでいて、日本で生きているからには、皇族の流れくらいは覚えておきたいとは思っています。

19はなんとなく買いました。東京に住んでいるわけではないので、東京を散歩することは絶対に無いと思いますが、掲載されている写真が素敵な風景ばかりで、何も考えずにパラパラと読んでみたいです。

20,21,26,27は小林よしのりさんの本。この方の本は、もしかしたら考えが偏っていて、頭から信じてはいけないのかもしれませんが、それでも俺には知識が足りません。歴史や結果を判断する知識というものは、あって困ることではないので、色々な方の色々な考えを知って、自分の考えを纏めたいです。
一方的な者の見方だけは避けたいですね。

24は特装版ではないですけど、ハーンの怪談というものを読んだことがなかったこと、古い本なのに、ものすごく綺麗だったことが購入のきっかけかな。たぶん、外箱に入っていたから綺麗だったのかな。外箱ないですけど。

25はふるーいSFです。俺の生まれる前のSFというものはどんな内容なのかな、ってのがすごく興味ありました。
ちらっと読んだ感じでは、古い本ということを感じさせない内容でしたよ。

28はちょっと前に似たようなタイトルを買った記憶がありましたので、続けて購入です。どんな内容なのかはわかりませんw

29は俺が生まれる前に世界の七不思議について書かれた本ですね。40年以上経過したときに読む七不思議に関する本を読んだときに、自分がどのようなことを感じるか知りたいですね。

32は初めて買った恩田陸さんの本です。一流作家として活躍している恩田さんの本を読むときに、何から読めばわからなかったのですが、この本は連作短篇とのことですので、読みやすいかなってとこで購入です。

33と34は将棋の棋士にスポットを当てて書かれた本です。33が坂田三吉、34が中原誠ですね。将棋を指している人にとっては両名ともよく名の知れた方だと思います。
将棋を楽しむようになってから、棋士の方について書かれた本を読むのも楽しみの一つです。これまでは羽生さんの本くらいしか見たことがなかったので、この2冊は素直に嬉しかったです。

いやー、多いな!w
毎回同じこと書いてる気がするけど、買ってどーするってくらいに買ってるなw
今回はじめて一箱古本市に参加して、どんな感じで売っているかを見れたので、段々本を売ることもしていきたいですね。
そのためにも、だ。
もっともっと本を買って蔵書量を増やしておかないと!
って、反省してねーなw
2013年5月4日 読了。

興味のある内容だけに、一気読みでした。

電王戦Ⅱが注目され、結果がテレビや新聞等のメディアで取り上げられたのでタイムリーな感じの一冊ですが、内容としては電王戦Ⅱが始まる大分前に書かれたようです。

将棋の女流プロである清水市代6段が「あから2010」という将棋ソフトと対戦したことは、電王戦を見ていたときに知りました。そのときは、「あから2010」という「単体のプログラム」と対戦したと思っていましたが、まさかの合議制ソフトだったのは驚きです。
清水さんの対戦を中心に、人工知能やこれまでの将棋ソフトの変遷、これからの人工知能の行く末と、コンピューターと人間の将棋の関わり方が書かれています。
この本を読まなくてはいけない人は、先日の電王戦を見て将棋の未来に悲観的な考えを持った人でしょうね。清水さんは「あから2010」に負けてしまいましたが、そこに悲壮感は感じさせず、自分の殻を破ったような印象さえ感じさせています。プロの覚悟、将棋会の未来、将棋への思い、それらが敗れたという事実すら霞ませてしまう対局だったのでしょう。

正直なところ、おそらく近い将来にはアマチュアがソフトに勝つことはできなくなる未来が来るはずです。プロですら、トッププロに近い位置にいる人を除いて、全く勝てないようになるかもしれません。
それでも、勝敗だけが将棋というゲームの全てではないでしょう。この本にも書かれていますが、対極に臨む姿勢や、人としての礼儀、そのような目に見えないことが大事だったりします。
昔、俺が子供の頃は、ほとんどの男子は将棋のルールくらいは知っていました。始まる前には「お願いします」、終局すれば「ありがとうございました」、そんな普通のやり取りを覚えていたように記憶しています。

勝敗だけでファンを惹きつけるのであれば、とっくの昔にもっと将棋は衰退していたでしょう。目に見えない何かを感じ取っていたからこそ、現代まで将棋は指されているのでしょうし、それが必要だったからこそ親から子へ、子から孫へと受け継がれてきたのかもしれません。

西沢書店 北店にて

1.頭脳対決!棋士VS.コンピュータ(新本) 田中徹&難波美帆
  新潮社(文庫) 平成25年5月1日発行 578円

2.日本が震えた皇室の肉声(新本) 文藝春秋特別編集
  文藝春秋 平成25年4月1日発行 1,200円

BOOK-OFF 森合店にて

3.病院坂の首縊りの家 上巻(古本) 横溝正史
  角川書店(文庫) 昭和53年12月20日初版発行 105円

4.病院坂の首縊りの家 下巻(古本) 横溝正史
  角川書店(文庫) 昭和54年1月30日再版発行 105円

5.シルクロードのシ(古本) 栗本薫/木原敏江
  集英社(文庫) 昭和61年9月25日第1刷 105円

6.私たちの昭和天皇(古本)
  学習研究社 平成元年6月5日第8刷発行 105円

BOOK-OFF 福島笹谷店にて

7.幻想博物誌(古本) 澁澤龍彦
  河出書房新社(文庫) 1995年6月20日18刷発行 105円

8.妖刀伝奇(古本) 早乙女貢
  旺文社(文庫) 1985年10月25日初版発行 105円

9.怪異投込寺(古本) 山田風太郎
  旺文社(文庫) 1985年10月25日初版発行 105円

10.恐るべき空白(古本) アラン・ムーアヘッド
  早川書房(文庫) 1991年10月31日5刷 105円

11.戦争論2(古本) 小林よしのり
  幻冬舎 2001年11月15日第1刷発行 105円

岩瀬書店 中合店にて

12.ビブリオバトル(新本) 谷口忠大
  文藝春秋(新書) 2013年4月20日第1刷発行 808円

13.探偵ダゴベルトの功績と冒険(新本) バルドゥイン・グロラー
  東京創元社(文庫) 2013年4月26日初版 1,155円

14.珈琲店タレーアンの事件簿2(新本) 岡崎琢磨
  宝島社(文庫) 2013年5月9日第1刷発行 680円

大量ですな・・・

1は最近ネットでも話題になり、一般ニュースでも取り上げられていた将棋の人間対コンピューターの対戦について、過去の対局を中心に書かれています。電王戦は人間よりもコンピューターの強さが目立ちましたが、こんな本でその強さの一端が解説されると嬉しいですね。
人間が負けてしまった姿を見て、将棋を再開した俺のような人もいるのだから、あまり悲観せずに将棋会を盛り上げてほしいと思います。

2は文藝春秋90周年記念出版のようです。これまで文藝春秋に掲載された皇族や側近のインタビューが再録されています。
皇族や側近の話を聴く機会は限られてしまうので、こんな本でまとめていただけると読みやすいし、買いやすいです。
しかし、なんでこんなにも俺は皇族に引かれるのでしょうね。

3と4は横溝正史さん。別に古い本を買わなくても普通にその辺で売ってるのですが、その時代の空気感とでも言いましょうか。本から感じられる時代を読みながら受けてみたいというのがあります。特に、俺がまだ幼い頃から活躍していた作家さんの本はその傾向が強いですね。

5は栗本薫さんの本なのですが、読んだことも見たこともなかったので買ってみました。シルクロードやチベット、モンゴルの大草原なんてのは心惹かれる響きのようです。

6はこれまた皇族に関する本です。昭和天皇の記録ですね。若い頃に昭和から平成へ時代が動いたときに、俺は大学生でした。たしか崩御されたときは友人とドライブをしていたのを覚えています。
1つの時代の終焉と新しい時代の始まりを実際に経験したのは初めてでした。そのころは今のように皇族に興味があったわけではないですが、年齢を重ねるうちに強く皇族について知りたくなったのはなぜなんでしょう。
自分でも不思議です。

7は澁澤さんの本。怪しさ満点です。それだけで買います。

8と9は旺文社文庫です。こんな本が出版されていたとは驚きでした。時代小説ってことになるんでしょうかね。古本を買わないままだったら絶対に出会うことがなかった本だと思います。楽しみ。

10はいつか読んでみたかった本です。1860年ということですから、今から150年ほど前の記録ですけど、たった150年前はオーストラリアに知られていない空白地帯があったんですね。今でこそ地球の中にテレビやカメラが入ってない地域がほとんどないと思いますが、150年前のオーストラリアに秘境があったってのは驚きです。

11は前に買った戦争論の続編です。人の考えというものはそれこそ千差万別なので、全員が共通の考えを持つことは難しいのかもしれません。だからこそ、他人の考えに耳を傾けて、他人の思いを知ることは大事なことだと思います。
この本の帯に「戦争はあくではない」とのコピーが書かれています。善か悪かを決めることは難しいですが、戦争という行為を肯定することに抵抗がある人は多いのではばないでしょうか。
善悪を断じる前に、自分の確固たる考えを持てるように様々な知識を吸収したいです。

12は驚きをもって読みたいと思った本です。ビブリオバトルってのは知りませんでしたが、これは楽しそうです。
電子書籍が出てきた本の世界において、一箱古本市やビブリオバトルのような印刷された本を主役にもってくるイベントが増えているのはとてもとても嬉しいことです。
もっともっと多くの人が本を読みますように。

13はおもしろそうな匂いを嗅ぎつけて購入です。
帯のコピーに「世紀末ウィーンの香気漂う社交界の難問奇問を優雅に解決」と書かれています。このコピー読んだら、そりゃ買うでしょw

14は続編ですね。正直な話、前作は面白いけどもうちょっと感が強かったので、二作目でどこまで引き込んでくれるか楽しみです。

ふー・・・
多いな!w
これだけ買ってるのに、5/3から5/6の期間はBOOK-OFFが20%OFFのセールになるそうです。まずいっすなぁ。どんだけ買うか想像できないw
そして!
5/5には山形で一箱古本市です。これも楽しみ。休日は本を読む期間ではなく、本を買う期間になりそうです。
どこに保管するかねぇw
4月も中旬なのに雪が降りましたねぇ。

岩瀬書店 中合店にて

1.銀の匙 7巻(新本) 荒川弘
  小学館(コミック) 2013年4月23日初版第1刷発行 439円

2.進撃の巨人 10巻(新本) 諫山創
  講談社(コミック) 2013年4月9日第1刷発行 450円

3.NARUTO 64巻(新本) 岸本斉史
  集英社(コミック) 2013年4月9日第1刷発行 420円

4.うわん(新本) 小松エメル
  光文社(文庫) 2013年4月20日初版1刷発行 649円

5.言語都市(新本) チャイナ・ミエヴィル
  早川書房 2013年2月25日発行 2,100円

6.第六ポンプ(新本) パオロ・バチガルピ
  早川書房 2012年2月15日発行 1,680円

岩瀬書店 八木田店にて

7.日本SF短篇50 volumeⅡ(新本) 日本SF作家クラブ編
  早川書房(文庫) 2013年4月15日発行 1,092円

8、2013年版SFが読みたい!(新本)
  早川書房 2013年2月15日初版発行 787円

宮脇書店 ヨークタウン野田店にて

9.修羅の門 第弐門 9巻(新本) 川原正敏
  講談社(コミック) 2013年4月17日第1刷発行 490円

10.サイバラバード・デイズ(新本) イアン・マクドナルド
  早川書房 2012年4月15日発行 1,785円

てことで、反省もせず本を買ってはおき場所に困ってます。

1、2、3、9はコミックですね。ジャンルばらばらで統一されてないですが、どれも大好きです。銀の匙は、鋼の錬金術師からの流れで買っております。色々と悩みながら主人公が成長していくお話ですか。相変わらず安定した面白さを発揮しております。
進撃の巨人は、最初のインパクトが徐々に薄れてきているような気がします。最初の絶望感、これからどうなるんだろうという期待感、そういったものが「主人公の巨人化」という手段によって壊されてしまったような感じです。展開が読める、とまでは言いませんが、ある程度の予測ができるようになってしまったのが残念です。
NARUTOは長いですねぇ。いよいよエンディングに向けて広げた話を纏めはじめている感じがします。過去の強さ、設定の荒さがここにきてちょっと目立つような気がしますが、面白いのでよしとします。
修羅の門は俺の世代で格闘技が好きな人であれば絶対読んでるでしょうね。正直な話、連載が復活するとは思わなかったですが、嬉しいです。この物語は主人公が「絶対に負けてはいけない」という宿命を持ってますので、ハラハラはするのですが、安定して読むことができるのが強みですか。陸奥にはいつまでも無敗でいてほしいです。

4は面白そうなので購入してみました。本屋の店員時代からですが、おもしろそうな本ってのは独特な「匂い」のようなものがありまして、なんとなくわかったりするものです。で、困るのが、「万人に面白い」わけではなく「俺は面白い」と思える匂いなもんで、売れる本であるというわけではないのですw
本屋時代に売れる本が見極められたら、カリスマ店員になれたかもしれないですけど、現実はそこまで甘くは無いですね。

5,6,10は新☆ハヤカワ・SF・シリーズと銘打ったシリーズもので、前に狩ったリヴァイアサン三部作もそうですね。
最近本を毎日のように読むようになってから、SFってのが非常に楽しくて、そのタイミングでこんなシリーズが出版されたら、そりゃ買うでしょう。事実、リヴァイアサンはかなり面白かったので、他の作品もこれから読むのがすごく楽しみです。
今回買った3冊の中では、言語都市が一番楽しみですね。

7もSFかw日本SF作家フラブの創立50周年アンソロジーの2巻目です。過去の名作を年代別にセレクトして収録されています。
いい作品ってのは、いつの時代に読んでも楽しめると思ってますので、じっくり読んでいこうと思ってます。

8はSFのことが気になりだしたら、お店の棚においてあったので、ついつい購入しちゃいました。
たくさん本が読みたいなーって人は、こんなガイドブック買うと購入の助けになるかもしれませんよ。

てことで、今日は何を読もうかな。
終局しました。

結果は、人間の1勝3敗1引分ということになりました。

A級棋士である三浦8段が敗れるとは対局中思いもしません。砦が崩れたような気さえします。

ただ、だからといって人間の、棋士の魅力がなくなるわけではないと思います。我々のようなファンは、やはり人間と指すときが一番楽しいわけですし、終局後にあーだこーだと話し合うのも、また楽しいものです。

プロ棋士の存在意義を問う人が出てくるかもしれませんが、別にこの負けが恥ずかしい結果であることはないと思います。
プロであるからこそ、これからの努力、精進、そういったことで人間の可能性というものを追求していただければ、と思います。

来年に第3回電王戦が開催されるのであれば、C2、C1、B2、B1、Aの各クラスから代表を出していくような棋戦にしていただけると、我々ファンはまた人間の可能性を見ることができるのではないでしょうか。

まずは、参加された棋士5名にはお疲れ様でした、と、ありがとうございます、を言いたいです。

素晴らしい勝負でした。
人間とコンピューターの将棋対決、電王戦もついに最終局です。

これを見るために、休みを取り、朝からスタンバイ完了です!

コンピューター:GPS将棋
人間:三浦弘行 八段

これまで、人間の1勝2敗1引分

勝ってほしい!
2013年4月18日 読了。

やばい!おもしろい!これ、すごいぞ。

読書を毎日続けているうちに、原点回帰ではないですが、SFが読みたくなって色々買い漁っていたのですが、これは大当たりの1冊ですよ。
スチームパンク。素敵な響きじゃないですかぁ。史実を元に構成し、その中に無理なく自然に溶け込ませた陸上歩行する平気とキメラを彷彿とさせる人工獣。
主人公は男の子になりきるボーイッシュな女の子と自由な少年に憧れる皇位継承者。
もうこれだけでも堪らないのに、脇を固める人物の魅力。SFが好きで、スチームパンクが好きなら、絶対に読まなきゃ存する1冊ですよ。

物語はつまらない講釈や停滞をすることなく、あくまでも流れるように、弾けるように、読み手を飽きさせることなくテンポ良く進んでいく。三部作の第一作目ですけど、展開が気になって次を読みたい。

特定の作者を好きになって、その作品だけを追いかけるのも読書の楽しみだと思うけど、今まで読まなかったような作品や作風を読んでみるのも楽しいと思うの。で、SFを読んでみたいのであれば、文句無く、自信を持ってお勧めしちゃう1冊です。

みんな、SFを楽しもうぜ!
あぁ、俺は涙腺が弱くなっている。。。

漫画とか小説とか。いつでも買えると考えてはいけません。俺はこの金色のガッシュ!!を買っていましたが、32巻と33巻を買っていなかったのです。
まぁいつでも買えるだろうと考えていたのでしょう。33巻で完結したのも知っていましたが、なぜかそれでも買わない日々でした。今思うと何故なのか、まったくもってわかりません。
ガッシュはいつしか漫画文庫になっておりました。

「講談社漫画文庫」として。

・・・ここらへんで焦りが生じます。
ガッシュは「サンデーコミック」なので、「小学館」です。「講談社」から発売されるということは、サンデーコミックは絶版になる可能性が非常に高いのです。

はい、予想通り絶版でしたw

てこで、32巻と33巻は古本屋で最近ようやく購入できました。ガッシュって、20巻ぐらいまでは棚に並んでるけど、30巻以降はなかなか売ってるところがなくて、ようやく買えました。発行部数少なかったのかね?よーわからんけど。

ようやく完結を読みましたが、泣きそうでしたよw
漫画の力って本当にすごいね。
40歳前のおっさんを泣かせるくらいのストーリーでしたよ。

純粋な力ってすごい。
他人を思う力ってすごい。
バトルマンガに分類される内容だけど、ただただ戦うだけじゃないってのがガッシュの良さでしたね。
何歳になっても、もっともっと自分に正直で、他人を思いやれる人間になりたい。それが難しいことはわかってるけどさ。
2013年3月??日 読了。

んーとですね。
作者の方には大変申し訳ないのですが、読み終えて何も得るものが無い一冊でした。
読書を終えると、大概は何か残るもの、それは心を打つ文章だったり、清涼感や恐怖感のような感情だったり、知識だったり、まぁ様々なものなんですが。そういったものが何もありませんでした。
俺も多少はネトゲをやっていたので、廃神と言えるかどうかわからないけど、すごい人達と出会うことはありました。その人達の大半はリアルとネトゲを上手に両立させている人達だったので、純粋に廃神と言えるかどうかわかりませんが、通常のプレイヤーに比べれば突出していることは間違いなかったと思うんだよね。
で、この本ですけど。
たしかにすごいプレイヤーが紹介されていたりしますが、特にすごいと思うこともなく。うーん。すごいんだろうけどね。俺がイメージしてる廃神ってのとちょっと違っていたなぁ、と。
人としての生活を捨てて、ネトゲに全てを費やして、それで終わってもいい、ってくらいの人が廃神と呼ばれる人なのかなぁと勝手に思っていたので、この本に過度の期待をしていたかもしれないなぁと。

唯一よかったと思えるのは、作者が社会人として一歩を踏み出したということ。ゲームは趣味だから楽しいと思うので、そこだけはよかったと思います。
BOOK-OFF 森合店にて

1.狐の嫁入り(古本) 平岩弓枝
  文藝春秋(文庫) 2007年5月15日新装版第2刷 105円

2.緋色の研究(古本) コナン・ドイル
  新潮社(文庫) 平成14年9月5日97刷 105円

3.恐怖の谷(古本) コナン・ドイル
  新潮社(文庫) 平成2年1月20日68刷 105円

4.太陽の塔(古本) 森見登美彦
  新潮社(文庫) 平成21年11月20日14刷 105円

5.四畳半神話大系(古本) 森見登美彦
  角川書店(文庫) 平成22年4月5日10版発行 105円

6.夜は短し歩けよ乙女(古本) 森見登美彦
  角川書店(文庫) 平成21年2月25日4版発行 105円

7.閉鎖病棟(古本) 帚木蓬生
  新潮社(文庫) 平成15年2月20日24刷 105円

8.風立ちぬ・聖家族(古本) 堀辰雄
  旺文社(文庫) 昭和42年9月1日発行 105円

9.夕鶴・彦市ばなし(古本) 木下順二
  旺文社(文庫) 昭和42年9月1日発行 105円

10.若き日の思い出(古本) 武者小路実篤
  旺文社(文庫) 昭和42年9月1日発行 105円

11.友情・愛と死(古本) 武者小路実篤
  旺文社(文庫) 昭和42年9月1日発行 105円

12.晴明。【完全版】(古本) 加門七海
  朝日ソノラマ(新書) 2000年4月10日第3刷発行 105円

13.魍魎の匣(古本) 京極夏彦
  講談社(新書) 1996年3月21日第11刷発行 105円

14.高村光太郎詩集(古本) 浅野晃編
  白鳳社 昭和63年11月30日新装版第10刷発行 105円

ふー。今日も買ったねぇ。。。人事のように書いてるけどw

1は御宿かわせみの6巻ですね。ほんと、このシリーズを俺はいつ読み出すのでしょうか。今読んでる本を読み終わったら、かわせみ読んでみよう。うん、そうしよう。

2と3はシャーロック・ホームズですね。いよいよ増えてきたホームズですので、これもそろそろ読まないとだめですねぇ。
良質のミステリーというのは、読んでいて本当にわくわくどきどきできるので、時間気にせず読むのが好きです。

4、5、6はずっと気になってた作者です。6のタイトルを本屋で見たときに、何かすごくひきつけられたのですね。すごい行動的な女の子が活躍する物語をイメージしたのですが、どうなんでしょう。恋に積極的に行動する女の子を見るのは大好きなので、そんな物語であれば大当たりですねw

7は本のカバー裏に書いてある説明文を読んで、ちょっと気になりました。精神科の病棟を舞台にした物語のようです。作者も現役の精神科医だそうで、そうとう踏み込んだ話が読めるのではと思って買ってみました。

8から11は旺文社文庫の特装版ですね。今回は箱に入ってる状態で売ってました。だいぶ箱は傷んでますが、中身が綺麗に保管できるので、すごく嬉しいです。
この旺文社文庫って、色々ネットで見るとセットで買ってもらった人の話なんかがあって、すごく羨ましいです。良質な話が多いので、きっと毎日楽しく読書できたんだろうなぁ、とか考えてしまう。

12は、なんで買ったのかな?w何か読んでみたい魅力があったから購入したんだけど、そのときの気持ちってのが一瞬の感情なので、もう思い出せないw
おもしろそうだから、良しとしますw

13は京極さん。前回と同じく読みたくなったので購入。
これもすごくおもしろいんだよなぁ。あぁ、早く読みたいw

14は高村光太郎さんの詩集。
一途な愛というものを教えてくれる、シンプルで綺麗な言葉が綴られる詩に溢れてます。

てことで、読書に戻ろうw
The Five Star Stories

Newtypeに休載を何度か挟みながらも長期連載している漫画です。
俺は中学生の頃、友人に勧められて読み始めました。
斬新なストーリー。
魅力的な登場人物。
惹きつけてやまないモータヘッドと呼ばれるロボット。
何から何まで俺を夢中にさせる内容でした。

そのFSSですが、長期連載からついに再開しました。
そして、再開と同時に連載終了となりました。
正確には連載終了というよりも、作者がFSSを描くことを投げてしまったように感じています。

今日発売とのことでしたので、本屋に行き、購入をするつもりでした。
購入してから読むまで我慢できず、まず立ち読みをしてしまいました。

俺はそっと雑誌を置きました。

そこに描かれていたのは、FSSという名の、全く別の物語でした。

たしかにストーリーは続いています。
連載休止となった場面の続きのようです。

ただ、しかし。

設定が変わっていました。

設定が変わるとうことは、ありえない物語です。連載当初から、物語の年表が公開され、その年表に沿ってストーリーが進むはずでした。
モーターヘッドのデザインが変わろうとも、描かれる物語が過去に、未来に、読み手を惑わすように進んだとしても。

年表だけは普遍だと思っていました。

その年表すら完全に変更されていたのです。

読者は今まで何を読まされていたのでしょう。
読者は今まで何のためにお金を払ってきたのでしょう。
読者は今までどれだけ再会を楽しみにしていたことでしょう。

ネットで情報を収集しようとして、色々なページを見ていたとき、次のような言葉を見つけました。本当かどうかはわかりません。

永野曰く
「再開後は罵詈雑言の嵐になると思うよ、本気で99.9%の読者を失っても構わないつもりでやってるから」

どこでこの発言があったのかわかりません。
本当に永野さんが発言したかどうか、俺にはわかりません。
ただ、この発言が本当だとすれば。
物語を作る人として、買い手のことを何一つ考えていない人の言葉としか思えません。
読者を失ってまで、作品を発表したかった、その考えはどのようなものだったのでしょうか。

肯定する人はいるでしょう。
否定する人もいるでしょう。

きっと俺は、ここで見限ると思います。

グインサーガは作者が亡くなってしまったので、完結することなく終了しました。でも、しかたありません。どうすることもできませんから。
FSSは作者が物語りを描くことを辞めてしまいました。
いくら作者が「これがFSSだから」と言ったところで、俺はこれをFSSと認めたくはありません。
まだ中学生だったころに出会ったFSSは終了しました。
再開された物語はFSSという名前のゴティックメードです。

FSSという作品が読者に愛されていたことを、作者は忘れてしまったのでしょうか。

本当に、残念でなりません。

いっそ、未完のまま、本当に終了してしまったほうが、よかった思いました。
岩瀬書店 中合店にて

1.世界どこでもずんがずんが旅(新本) 椎名誠
  角川書店(文庫) 平成25年3月25日初版発行 619円

2.虐殺器官(新本) 伊藤計劃
  早川書房(文庫) 2012年8月15日42刷 756円

3.模倣の殺意(新本) 中町信
  東京創元社(文庫) 2013年3月22日20刷 777円

4.ベルセルク 37巻(新本) 三浦建太郎
  白泉社(コミック) 2013年4月5日第1刷発行 550円

5.刑務所なう。 シーズン2(新本) 堀江貴文
  文藝春秋 2013年2月25日第1刷 1,155円

6.リヴァイアサン(新本) スコット・ウエスターフェルド
  早川書房(ポケミス) 2011年12月15日発行 1,680円

7.ベヒモス(新本) スコット・ウエスターフェルド
  早川書房(ポケミス) 2012年7月10日再版発行 1,680円

8.ゴリアテ(新本) スコット・ウエスターフェルド
  早川書房(ポケミス) 2012年12月15日発行 1,680円

西沢書店 北店にて

9.もやしもん 12巻(新本) 石川雅之
  講談社(コミック) 2013年4月5日第1刷発行 563円

10.銀河英雄伝説 4巻(新本) 道原かつみ
  徳間書店(コミック) 2013年4月1日初版発行 650円

いやー、買った買った。満足。

1は椎名さんの文庫新刊を発見!即買いです。もしかしたらハードカバーで読んでる可能性もあるかもだけど、キニシナイ!

2は読むのが超楽しみな伊藤計劃でっす。前にも買ってたけど、まだ読んでませんw待ってりゃ古本で買えるかもしれないけど、欲しい本だったので迷わず購入しちゃいました。

3はTwitterで突然話題になって、関東圏で売れまくっているらしいです。そう聞いちゃうと、読まないわけにはいかないのです。探して探してようやく購入しました。

4はずっと楽しみにしているコミック。有名ですね。ベルセルク。物語は徐々に盛り上がりをみせておりまして、いつ終わってしまうか心配でなりませんw
日本のファンタジーとしては、ものすごく綺麗に描かれていると思います。剣と魔法の世界、王道のファンタジーっていいなぁ。

5は最近仮出所した堀江さんの本ですね。刑務所での日記形式で書かれています。何も考えずだらーっと読むのにお勧め。
この方は、賛否両論(否のほうが多いのかなぁ?)がありますが、同年代としては気になる存在です。才能と時代の波、両方を同時期に発揮してしまったからこそ、あのような大きな事件が起きてしまったのかもしれません。
良くも悪くも、影響を受けているかもしれない人です。

6・7・8は早川書房のポケットミステリー。実は新本でポケミスを買ったのは初めてだったりします。
良質の外国産SFですね。1作目のリヴァイアサンから3部作となってるようです。ずっと気になっていたのですが、ゴリアテしか売っているのを見たことが無かったので、買うことができなかった作品です。たまたま3冊まとめて棚にあったので購入できました。
今リヴァイアサンを読んでますけど、すごくいいです。何か読んでいてわくわくしちゃいます。想像力って素晴らしい!

9はほんわか系のコミックです。タイトルからは何の話かまったくわからないと思いますけど、簡単に書くと農業大学を舞台にしたコメディってことになるのでしょうか。
出てくるキャラは、かなり濃い性格に描かれており、役割分担がはっきりとして読んでいてメリハリあって面白いです。
読んでると、自分の大学生活を思い出しちゃいます。
楽しかったねぇ。。。

10は昔から大好きだった銀英伝!
小説で読み、DVD-BOXを購入し、コミックを買い。どこまで好きなんだ、と。でもでも、本当におもしろいんだよ。読んでない人、見てない人は損をしてると断言しておきましょう。
ビッテンフェルトがかっこいいんだよねぇ。。。

ってことで、図書カードパワーを全開にして購入しようと本屋にいったら、簡単に予算オーバーとなってしまいました。
なにやってんだ、俺。
でも、まぁ、リヴァイアサン3部作は素直に嬉しかった。

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